FF VII 〜side Tifa〜 | 水沢実験室

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7万5千年振りに5次元領域へ戻る地球と共にアセンションを希望する人類を導く一助として、波動を上げ、光を放つライトワーカーとしての使命に目覚めた人達へ向けて発信しています。

FF  VII  ~side  Tifa~

気付いてたんだ、彼女がクラウドを見ていない事に。
碧の瞳が捉えていたのは、硬い黒髪と、受け継がれた形見のバスターソード。


最初は嫉妬だと思ってた。ううん、思い込もうとしてた、幼馴染みと仲良くする姿に。
でも、すぐに違うと解って仕舞った。
何故って、それは私がクラウドに送る視線とは、似ても似付かない物だったから。


儚げな外見とは裏腹に、エアリスは直球な性格。決して弱味を見せない所も、私を不安にさせた。


「約束したの。”今度逢う時はピンクの服で”って。だから、こうしてピンクの服を着ていれば、きっと迎えに来てくれると思うの」


愛しい人が迎えに来る時、それは即ち、彼女が空へと還る事を意味する。
恋人の元へ行けるなら命さえ投げ出しそうな程、自分の気持ちに正直な親友の言葉は、私を打ちのめした。

私はこれ以上、大切な仲間を失いたく無かった。
けれど、これから先ずっとクラウドを見る度にザックスを思い出すのは、エアリスを苦しめる事にしかならない。

私は残酷な事を望んでいるのだろうか。

私にはクラウドがいるのに、その上エアリスまで求めるなんて、どれだけ欲張りなんだろう。

ごめんね、ザックス。私はまだ、彼女をあなたの元へは逝かせられない。

ごめんね、エアリス。私はまだ、あなたに側にいて欲しい。

星を護る為なんて、本当は嘘。私はそんなに強く無い。

お願い、私から取り上げないで。
どうか、もう少しだけ甘えさせて。

英雄になりたい訳じゃ無い。
ただ、隣にいつもの笑顔が有れば良かった。



空の青に映える向日葵。
陽の光を浴びる勿忘草。


迎えに来てくれたんだね。

約束、果たしてくれたんだね。

「おめでとう、お幸せに」


でも、今だけは、泣かせて。