うぶすな神様とのご縁つなぎ:楓の鎗田です。(*^_^*)


うちの主人と私のことをご紹介するシリーズ、
第10回目。


これまでの経緯は、こちらから。

第1話:【私の主人って、ちょっと変わっています】
第2話:【なれそめ。(主人との出会い)】
第3話:【合気道を始めた私。】
第4話:【そして、スピード結婚。】
第5話:【妊娠と同時に腫瘍が発覚。】

第6話:【結婚式と入院・手術、そして出産。】

第7話:【テレビ番組への出演】

第8話:【1,600円の本が、10万円超のお宝本に。】

第9話:【晴天のお彼岸に、青天の霹靂。】


さて、第9話では
2008年の秋の日に
主人が突然、駅の改札口で
倒れてしまったところまで
話が進みました。


今回は、その続きです。


主人の顔をみて、とっさに
脳梗塞だと思った私は
急いで主人のもとに
駆け寄りました。



異変を察知した駅員さんも
すぐに私たちのところに
来てくださり、
私が頼む間もなく
すぐに救急車の手配を
して下さいました。



救急車が到着するまで
恐らく10分もかかって
いなかったと思います。


しかし、その後が長かった・・・。



搬入先の病院がなかなか、
なかなか決まりません。



何件の病院に断られ、
何分が経過していたのか
わかりませんが、
とりあえずCTスキャン等、
検査ができる病院に
搬送して病気を特定し、
必要な処置を行うことに
なりました。



夕陽400


倒れた時から主人は
意識はハッキリしていて
呼びかけにも、しっかりと
反応をしていました。



ただし、自分の名前を
言うよう促されても
ハッキリと発声できず、

手を握るよう言われても
右手だけ握力が弱く、

膝を曲げた右足は
外側に倒れ、

相変わらず口元は
左だけ不自然に歪み、

完全に右半身マヒの
症状が出ておりました。




その時、娘は3歳、
息子は1歳。

(もうすぐ4歳、
もうすぐ2歳でした)




そして手元には
折りたためるけど
ベビーカー。



救急車の中に家族全員で
乗り込むことになりました。



子供たちは初めて乗る
救急車に大喜び。



狭い中にも沢山準備された
機械類や装置を見ながら、

「あれは何?
何するの?」

と無邪気に救急隊員の方に
質問したりしていました。



その時、救急隊員の方も
主人の処理をしながら
すぐに救急車の中にあった
ぬいぐるみを使いながら

「お父さん大丈夫だから
一緒に病院に行こうね!」

と笑顔で対応してくださり、
私は、その心遣いに
感動していました。


(ぬいぐるみは、
子供が乗る場合に備えて
救急車の中に
常備してあるそうです)



それでも横たわる
お父ちゃんの
普通とは違う様子に、
子ども達も

「ねぇ、ねぇ、
お父ちゃんは
どうしちゃったの?

なんで寝ているの?

なんで自分の
名前が言えないの?

どこに行くの?」

と私に聞いてきました。



私は右手で主人の手を握り、
左手で息子を抱きかかえ、
左手で娘の手を握り、
できるだけの笑顔で

「おとうちゃん、
大丈夫なんだけどね、急に
病気になっちゃったみたい。

これから病院に着くまで
しばらくの間、静かに
していてちょうだいね」



たしか、そんな話を
したような気がします。



救急車が到着した時もそうですが
最初の病院に到着した時も
住所や氏名、生年月日や
血液型や既往症を聞かれました。


血液型?

既往症??


一瞬、頭が真っ白に
なりました。


「◎型だと思うのですが、
自信がありません。
調べて貰えますか?

既往症は・・・・

多分、特に無いと
思いますが、
すみません
よくわかりません。」




結婚して4年半。


私は、この人の事を
何も知らなかったんだなぁと
情けなく思いつつ、
子供たちの相手をしながら
日が暮れてきた病院の廊下で
検査結果を待ちました。


image



でもその時、私は思っていたのです。


主人は倒れてしまった。


でも、あの時、
本当に幸いなことに

日中で人の行き来がある、
駅員さんが常駐している
安全な駅の改札口手前で

私たち家族が全員
そろっている時に、

私たちの目の前で主人は

倒れてくれたんだ。



家族が誰もいない時だったり、

車の方に倒れていたり、

誰も助けてくれる人が

いない時だったら私は

どうしていたんだろう・・・。



やっぱり私達は守られてる。

倒れてしまたけど
ちゃんと今もこうして
命があって、
皆に助けてもらえて
病院にも運んでもらえた。


ご先祖様、神様
ほんとうに今回も
守ってくれて
ありがとう!


きっと大丈夫。


きっと今回も
何とかなるから、
大丈夫。


お父ちゃんのことは
義母さんも義父さんも
天国から主人のことを
守ってくれているはず。


だから、きっと、
きっと大丈夫。



私は自分に言い聞かせるように、
ずっと、ずっと

「大丈夫、大丈夫。

きっと何とかなるから

大丈夫!」



そう心の中でつぶやいて
いたのでありました。



第11話に続く・・・。