先日、楽しみにしていた練り切りのお稽古に行ってきました。



今回のお題は

「波紋」
「韓衣(からころも)」
「花菖蒲」
「紫陽花のしらべ」

どれも初夏から梅雨へと移ろう季節を映した、美しい和菓子たちです。

和菓子を作っている時間は不思議です。

最初は「上手にできるかしら」と思いながら始めるのですが、いつの間にか余計なことを考えなくなり、ただ目の前の色や形に集中している自分がいます。

気がつけば、呼吸することさえ忘れてしまいそうなくらい無心になっていて。

忙しい毎日の中で、こんな時間はとても貴重だなと思います。

特に今回心に残ったのは、「水無月」という言葉。

六月を表す古く美しい日本語ですが、その響きを聞くだけで、雨に濡れる紫陽花や、静かな水面に広がる波紋が浮かんできます。

日本には、季節を感じる言葉が本当にたくさんありますね。

花を愛でることも、和菓子を作ることも、金墨絵を描くことも。

私にとってはどれも、季節の移ろいを感じ、心を整える大切な時間です。

こうして日本の四季の美しさに触れるたびに、この感性を作品づくりにも生かしていきたいと思います。

皆さまは「水無月」と聞いて、どんな風景を思い浮かべますか?