暗示や思い込み、催眠ではうまく行きません。
我々の世界には暗示や思い込み、催眠が横行してますし、それで成功しようとする方法は後を立ちません。
例え自分を有能だと思い込んでも、ポジティブ思考になったからと言ってその人が具体的な成果を示すことができなければ、単なる勘違いで終わってしまいます。
貧乏なのに金持ちと思い込んだからといって気は大きくなるかもしれませんが、差し迫ってくる支払いやリスクは変わりません。
ゲシュタルトという言葉があります。
人間の精神の全体性をもったまとまりのある構造のことで、統合的な人格とも言えます。
潜在的に複数のゲシュタルト、人格を持つことは可能ですが、同時には1つだけです。
会社で働いている人格、父や母としての人格、子である人格、英語を話している人格など色々人格を持っていることがわかると思います。
多重人格者であってもとれる人格は同時には一つなのを思い浮かべるとわかりやすいと思います。
暗示や思い込みの欠点は、具体的に何をどのくらい行う必要があるのかがまったくわからないことです。
ゴールの世界にそったゲシュタルトを持つということはそれが見えるし、やろうとするということです。
ゴールに要請されたコンフォートゾーンを持つということは、それが見え、無意識レベルでも行えるということです。
現実に写像されないものはただの幻想です。
逆に目の前の具体性ばかりに目が行くと、何のためにそれをどのくらい行うのか?それがどのくらい必要なのかが見えなくなってしまい、ただ沢山を望んだり、目の前のこと以外が目に入らず現状を維持しようとしてしまいます。
それはRASが存在し、スコトーマがあるからです。
RASとは脳の活性化ネットワークでリアルタイムで五感に入ってくる大量の情報の中でどれを意識するか決定するものです。
スコトーマとはRASによるフィルターを通して身の周りの情報を認識しているのでおこる盲点のことです。
認識を変えられない限り、新しい情報は見えてきません。思い込みや暗示、催眠では現状のゲシュタルトがホメオスタシスによって維持されてしまい、必要な情報を見えない、また、新しい行動を起こそうとしてもをキャンセルされてしまうのです。
だから催眠や思い込み、暗示で自我を変えようとするのではなく、未来のゴールに従って現在あるべきコンフォートゾーンを選ぶことを促す必要があるのです。
これはオーセンティック・コーチング2026に書かれている通りですね。
コーチングはクライアントの自我を変えようとする行為ではなく、クライアントにとって一番重要な未来のゴールに従い、現在あるべきコンフォートゾーンを選び出すことを促す行為と定義することが出来る。これは、現状(現在のコンフォートゾーン)w、からゴールの世界2に移行を促す行為と定義することが出来る。その移行の結果として自我関数がゴールを達成する自我関数に変わるのであり、直接、自我関数を書き換えしようとする行為はオーセンティック・コーチングではない。
コーチング=並列宇宙(可能世界)Wから別の並列宇宙(可能世界)
W2への移行を促す行為
Efficacy (W1) → W2
(引用終了)
そうすれば、必要なものが見えるために、必要な行動も見えてきて、さらにはそれを継続的に行うことができるようになるのです。
だから単なる自己啓発などではない、メンタリングなどが必要なのです。
暗示や思い込み、催眠は機能的にはエンターテイメントであることがわかれば、何も変わらないけどTVのように楽しむ為のものだと考えれば役に立ちます。
つまり自分の未来ややりたいことを叶えることが望みであるなら、何が必要なものもわかってくると思います。
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