ミメーシスを理解する時に
ソロモンの裁きは重要な補助線になります。
本家ブログより引用
こうして女たちは王の前で言い争った。そこで王は言った。「ひとりは『生きているのが私の子で、死んでいるのはあなたの子だ』と言い、また、もうひとりは『そうではない、死んだのがあなたの子で、生きているのは私の子だ!』と言う。剣を持ってこい。」王はこう命じた。剣が王の前に持ってこられると、王は言った。「生きている子どもを二つに断ち切り、半分をこちらに、半分をそちらに与えよ。」(列王の書上、三の一六−二八)旧約聖書
ソロモンの裁きについては、日本でもミメーシスのような大岡裁きがあり、良く知られています。(知られていないのはそれが旧約聖書ということくらいかも)。
ソロモンの裁きは、旧約聖書に出てくる物語であり、ソロモン王が見事に女性たちの主張を裁いていく物語です。
その内容は、、
ある女性2人がそれぞれ子供を産みました。
しかし1人の子供はすぐに死んでしまいます。
そこで女性2人は子供をめぐって言い争いを始めるというのが冒頭です。
自分の生きている子供を、相手の死んだ子供と夜中の間にとり変えたと主張しているのです。
それぞれの主張をうけてソロモン王は言いました。
「剣を持ってこい」
「生きている子どもを二つに断ち切り、半分をこちらに、半分をそちらに与えよ。」
常軌を逸しているように思える裁きですが、
これによって真の母親を見つけることに成功しています。
それは1人は赤子を殺さないように懇願し、もう1人は赤子を二つに断ってそれそれに渡すように主張したからです。
当然、真の母親は自分のものにならなくとも赤子が生きていることを望みましたが、偽の母親は相手と同じなら死んでいても構わないと主張します。
そのことをジラールは丁寧に語っています、ミメーシス悲劇として。
あとの女は王の提案を受け入れますが、それによって、子どもにほんとうの愛情を持っていないことがわかってしまいます。この女にとって関心のあるのはただ、「ひとが持っているものを自分も持つということ」だけです。この女はやむをえず、相手も同じように子どもを亡くすという条件で、子どもを亡くすということを受け入れるのです。彼女は明らかに、模倣性の欲望にもとづいて、ものを言い、行動しています。かっとなった女は、争いのもとの生きている子どものことなど、もうどうでもよくなってしまったのです。頭にあるのはただ敵対者であるモデル(モデル・リヴアル)に対する執念深い憎しみだけです。このモデルを打ち倒そうという怨念、勝つことができない場合でも相手を自分といっしょに破滅させようという怨念で頭がいっぱいになってしまっているのです。(pp.387−388 ルネ・ジラール『世の初めから隠されていること』)
模倣性の欲望にもとづいて、ものを言い、行動することによって悲劇が起こるのです。
(その悲劇はソロモン王によって回避されました)
同じような悲劇が世界には溢れています。
もちろん、われわれも例外ではありません。
人が持っているものを自分が持つ
ということにフォーカスすることが必然的に悲劇に繋がっていきます。
よくあることのように感じますし、隣の芝は青く見えるというようなものものなのですが、これを真に理解していくことで起こりうる悲劇のパターンから抜け出せるのです。
そしてそれは世の初めから隠されているようなことでもあるのです。
ということでミメーシスのセミナーを行います!!
ミメーシスを理解して、そしてそれをつかいこなしましょう!
ちょっとボリュームがあるので四時間くらいはかかりますので時間の余裕をもって参加ください。
セミナーの内容は、、、
1、ミメーシスの理解、欲望を模倣(ミメーシス)することで悲劇が起こる
2、ミメーシスから自由になるために失敗から学ぶ
3、パターンのパターンを見る(読み方、視点)
4、ミメーシスに立ち向かう3つの方法
なかなか弩級の内容です。
しっかりミメーシスを理解することは悲劇を回避し、能力を発揮することつながっていきます。
4時間ほどを予定
○方法:zoomにて
セミナー後Vimeoで動画をおくります。
○金額:3万円
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