私が新卒で就職した企業は、地方百貨店、配属されたのは外商部。
そこで先輩外商が話していたのは、
「高度成長期には、ショーケースに商品を入れた途端に売れていっていた。だから、売るための自分たちの仕事は、ショーケースに並べることだったんだよ。」と話してくれたことがありました。
そんな時代は、日本中に、品物がまだまだ少なかったから、
モーレツに働いてお給料を得て、物質的な豊かさを目指していた時代だったのだと思います。
その内に、とにかく品物を買う、持つ!ということから、
「 質のいいもの 」品物の品質が高いものへと、購買動機は、移って行きました。
例えば、宝石だったら、
ダイヤの品質を表すカット・カラット・クラリティ・カラーの4Cがどうだからいいとか
そうでないとかということが、とびきりのセールストークに使われていました。
今のように、
ブランドとかデザインは二の次だったように思います。
そして、
私の記憶に強く、深く残っているのが、海島棉(かいとうめん)で織った
「 桐箱入りの高級シーツ 」
綿毛が4~6cmと長いのに繊細、美しい光沢があるということで、
綿花のなかで最もすぐれているという品物。
それで織ったという高級品の海島棉のシーツは、シングルサイズで定価20万!
そして、
外商部のお客様には、飛ぶように売れていってました。
その時代は、
「よいものを提供すること」が「成功の鍵」だったということになります。
その後4年経って、
下着の販売をはじめたころの世の中は、
下着は、ワコールさん、トリンプさんが絶対的存在でした。
私が在籍した会社は、ワコールさん、トリンプさんが持ってはいたけれど、百貨店の試着室では試着しずらく、消費者は、願望サイズを買ってタンスの肥やしになっている点に着眼して、
一般家庭で「下着を試しに着てみることができる」という「 販売方法 」に工夫をして、一代で600億もの企業になるほど、消費者のかゆいところに手が届くこと(ニーズ)を捉えたことで
成功して行ったのです。
その企業に在籍していた期間、18年の間に、日本人女子の体型は凄まじく変化して行ってました。
というのは
ブラジャーサイズが、アンダー85というぽっちゃりサイズを必要とする人はいなくなり、つまり売れなくなり、
それに代わってアンダー65、カップサイズはEやFサイズが必要な
スリムでバストボリュームのある女性が増えて行った、それに即座に対応してから売れて行ったのです。
加えて、スリップを購入する人は激減!
ランジェリー部門の新商品の発売はほとんどなくなりました。
代わりにシャツタイプのインナーを使う女性が増えて行ってました。
女性が普段着る洋服のスタイルが、
スカートからパンツスタイルに変化して行ったことがその理由です。
その時代の女性のスタイルに合わせて、
また、個人のサイズや似合うものを選ぶという付加価値をつけて
お届けできていた人がビジネスで成功して行ったと言える時代です。
その
下着も、今や「サイズが合う」「選んで差し上げる」だけでは売れない時代になっています。
もう数年も前から販売されている
履いているだけで、脂肪が燃焼する とか
着けているだけで、肌がきれいになる とか
下着がそこまでの役割を担うの?って思うほど付加価値たるやすざましい。
洋服も、今や、
ただ「似合う」だけでは、売れない。。
例えば、
着るだけで、マイナス10歳になるワンピース
着るだけで、就活が成功するリクルートスーツ
という商品があるかどうかは定かではありませんけれど
確かに、
「 ○○するだけで、マイナス○歳になる○○ 」
「 ○○だけで、○○が成功する○○ 」
というフレーズは、こころをつかむもの=購入につながるもの
になってきています。
今、私たちはそんな時代に生きているのです。
*
起業を望む女子が増えてきています。
昨日と今日がぱたっと変わるわけではない、
本当にじわじわとだけど、時代は確実に動いている。
今、自分たちが置かれている時代をよくみて、感じて、
今の時代に愛されるスタイルでビジネス参画したいものです。
*
「 お茶会 」でたくさんの女子に出会います。
夢を見ることや、自分の好きなことでビジネスにならないか?と模索することは、いいこと思います。
そして、模索するときに、今、どんな時代なのか、
自分が立っている場所(時代)を鑑みたエッセンスをプラスすることで、
視点や発想が違ういいビジネスになるのにな~って思った女子がいっぱいです。\(^o^)/
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