大天使カフェ3 | juno~女神から吹く風~

juno~女神から吹く風~

大天使や女神、スピリットたちとつながり、

奇跡と愛に溢れた毎日をすごす「コツ」、

お伝えします

みなさま、次男のインフルエンザの件、

いろいろご心配おかけしまして、申し訳ありませんでした。

おかげさまで、すでに次男、平熱です!

これも皆様の励ましやら祈りやら応援のおかげ!


ありがとうございましたー!!!!






お待たせいたしました♪

大天使カフェの続きです(*^_^*)



*********






「これは私から。」



芸術品といったような

チョコレートケーキと

アイスクリームが盛られたお皿が

私の前にすっと差し出された。

ケーキの上には金色の飴細工が

施されていて、

それがまたつやつやと繊細で美しい。




突然のことに驚く私に

パティシエ姿の彼が

すずしげに微笑んだ。







「新作のケーキなんです。

よかったら味見していただけませんか?」







さきほど、厨房でみかけた男性のようだ。

髪は短く、輝くシルバーグレイ!

一見冷たそうに見えるけれど

その下にとても温かいものを感じるような・・・

耳にはガーネットだろうか?

深紅の小さなピアス。



「あ、ありがとうございます。

私でよければ、喜んで」




本当は甘ったるいチョコレートは

少し苦手なのだけど、

断ったら悪い気がして

一口食べてみる。





・・・・これ、本当にチョコレート?


私の中の「チョコレート」の概念が

音をたてて崩れ落ちた。

ほろにがく、微妙に甘く、

後味はしっかりあるのに

しつこくない!



「おいしい!」



思わず、叫んだ。






「ありがとうございます。


よかったら飴細工も召し上がってください。


ゆっくりしていらして下さいね


大丈夫、赤ちゃんはまだすやすや眠っていますよ」


短髪のパティシエは

すずやかな笑顔を残して

また厨房に戻っていった。









赤ちゃんが家で寝ているって

どうしてわかったんだろう???!!!



なんだかすべてを見透かされたようで

思わず顔が真っ赤になってしまう。





嫌だわ、わたし、いかにも

子育て中、いかにも余裕無いみたいに

見えたかなあ~

恥ずかしい。



厨房で働く彼を

ながめていたら、

ガラス越しににこりとウィンクをよこした。




きゃっ!なに、今の?

どういう意味?



あまり深く考えないようにしよう。

きっと深い意味はないんだ。



とまどう気持ちをおさえて、

とにかく目の前のケーキを食べることに

集中しよう!






そういえば、この飴細工、

すごく不思議な形。

階段のような、虹のような、

幾何学模様のような・・・

見る角度によって、全然違う形に

見える。



割ってしまうのがもったいないけれど、

一口食べてみよう。





舌の上で、飴がとろける。

その瞬間・・・




私の中にメッセージが浮かび上がった。

過去は過去。

あなたが手にしているのは

輝かしい未来につながる「今」。





ああ、本当にそうだな。

私はすべて覚悟して

仕事を続けるよりも

赤ちゃんを産むことを

決めたんだった。



仕事をあきらめた、

捨てたというよりは

「赤ちゃんを選んだ」んだった。

それは何より誇らしいと思える選択だったし、

今、また同じ選択を迫られたとしても

私はやっぱり赤ちゃんを選ぶんだ。

それは間違いない。

だから、過去、手放したことを

もううじうじと思い悩む必要はないんだ。




心にあった苦々しいものが

すーっととけていく。



しばらく目をつぶり、そのメッセージに

ひたっていた。

今の私にとって、

一番重要なメッセージだった。









目を開けると、

テラス席から店の中にある

丸い大きな柱が見えた。


気づかなかったのだけれど、

この店の天井には、

絵が描かれている。





そこには青空と、雲と天使。

まるで、天井ではなく、

そのまま空を突き抜けて

本物の天空がそこにあるかのような

美しい、リアルな絵だった。



天使たちが



「一番大切なものは何?

一番大事なことはどれ?」




と私にささやいてきた。





うん、大丈夫。私はもうそれを知っているから。







ケーキと一緒に盛られた

アイスクリームを食べていたら

今度はショールをかけてくれた長髪のパティシエが

また別の大きなマグカップを持って

テラス席にやってきた。



(続く)