私は以前はゴルフオタクでした(笑) 21歳でキャディとしてゴルフ場に就職してから、もちろんお金のために就職したのですが、仕事というのは一日の大半を過ごす場所。そこがつまらない場所であり時間を過ごすというのは、人生の大半を過ごす時間をつまらないことに費やすということになる。ということに21歳で気付きました
月のうちのたった数日、たのしいことをすることだけを考えて、あとは我慢する。それが世の中の人の大半の考え方でした。欲しいもののために仕事とは我慢するもの。耐えるもの。そのような考え方が主流の世界で、いかにつまらない仕事を面白くするか?真剣に考えました。(もちろん、私は基本オタクの引きこもり気質で、一人行動当たり前。休みの日は、一人で美術館や映画館、温泉に行くと言う生活をその当時からしてました。その当時一人で行動する人は、異端者扱いで友達がいないかわいそうな人といろんな場所で見られてました)
サービス業として、人と接する仕事をするのは、苦痛以外の何物でもなく、私の本心は、人と接することなく工芸品や、なんかの作業をもくもくとする仕事のほうが幸せに暮らせるはずなのに・・・とずっと思ってました。
なんの因果でサービス業を選択したかというと、私自身、人とコミュニケーションが取れない自分が恥ずかしくて、なんとか克服したいとあえてその世界に飛び込んでしまったわけです。
就職したものの、やっぱり人と雑談したり、なんでもない話しするのがものすごく苦痛で(笑)この会話になんの意味があるのか?とかランチして、同僚の悪口や愚痴を言うことに何の意味があるのか?と人づきあいというか集団行動が苦手過ぎて辛かったです💦
相手が一人、二人なら、会話も平気なんですが、集団になるとその集団の輪に入るのが苦痛すぎてどうしたものか?と困ってました。
入社して少し経った頃、ゴルフ場の支配人が言いました。「キャディは全員、ゴルフをしたほうがいい。ゴルフをしないでお客様の気持ちが分からないと思う。会社の売店でゴルフクラブセットを注文して、会社の給料から分割で払うようにするから、希望者はやってくれ」と
ということでゴルフをはじめました。
ゴルフをするときは、みなでゴルフの話題で盛り上がります。ミスしても笑いあい、初めて人と一緒になにかをするのが楽しいと思えた瞬間でした。
上達する過程も面白い。私のオタク気質がゴルフクラブを選ぶのも刺激されたり、どうやって練習すれば上達するのか?これはどうなっているのか?考えるのがまた楽しい。
私自身は、他人と競争するというのに、ほとんど興味がなく、自分が上達する。ただそれだけが面白く、ゴルフが大好きになりました。そして、ゴルフにはまってから、お客様とのコミュニケーションもうまく取れるようになり、キャディの仕事も楽しくなってきました。これは、支配人の言ったことが正しかったのだと思えました。
それから何十年かたち(笑) ゴルフに人生をかけた感じで生きてましたが💦 離婚をきっかけにゴルフと少し離れることを決意してました。
ゴルフというものを手放すことで、自分自身の自由を手に入れたかったのです。一人の収入で生きていかなくてはならなくなったので、車を手放すことにし、月に数回行っていたゴルフももちろん辞めることにして(お金の関係ですね) ゴルフ仲間との疎遠と、いろんなものを手放すことになりました。
諦めることは多かったですが、1からの自由を手に入れることのほうが、とても重要なことで最大の決断だと思いました。今から10年前の話しです。
結果として、手放すことがものすごく怖かったですが、手放すことで新しい趣味であり、新しい人間関係、以前より成長した自分自身といろんな成長がありました。
手放さないと、たぶん一生その場所で成長せずに生きてたのだと思います。
何か新しい自分になるのは、さなぎが殻を破って蝶になるように、環境やいろんなものを手放したりすることで、成長するのだと思いました。
もちろん今も細々とゴルフは続けてます(笑) 月に一度程度、会社で社員は無料で廻れる日が設定されているので、その時に会社の同僚といろんなお話ししながら、のんびりと廻ることにしてます。
練習も何もしてないし、ミスばかりですけれど、とても楽しい1日を過ごせます。