言葉と音 | 50代の「今を生きる」~Enjoy My Life* 日々の暮らしから~

50代の「今を生きる」~Enjoy My Life* 日々の暮らしから~

自分の身のまわりにある、小さな幸せにも気づけたら
大切に今を生きることにつながる。
いつかの為じゃなくて「今日」を生きる。
心理カウンセラーyukkie♪(ユッキー)が
50代になり、日々の暮らしのなかの小さなHappyをお届けしてます。

自分の思っていることを

表現する仕方として

「言葉で伝える」というのが

私たち言葉を使える「人間」の特権としてありますが



たとえば作業的なこと、

頭で考えていることを

「しゃべる」ということだけでなく

もう少し深いところ



ココロで感じていること

「本音」を言葉に変換していく作業って



得意な人は得意ですが


「なかなかうまく言葉にできない」


とおっしゃる方もいらっしゃいます。




私は仕事柄、お会いする方々と

その方のベースにある

「感情」について語ることが多いのですが



それ(感情)を言葉で表現することを

躊躇される方もいらっしゃいます。

というか、表現したいけど、戸惑う・・という感じ。


また、単純に「慣れていない」という方も。



本当はできる!のですが

「苦手意識」が先にきてしまうのですね。



あと「上手に」「きれいに」「スムースに」

なんてことにとらわれてしまうと

固まってしまうわけです叫び


できない自分を想像して・・ね。




でも

その方の表現したいことって

言葉だけではなく

実は

表情だったり、しぐさだったりにも

現れていますし

息遣いにも現れています。

なにげな~い(無意識な)「態度」だったりもね。



目にみえるものからわかること、伝わることも多いのですが

耳から聞こえるもの、響き

ここにも「その方」が現れております。



その方がしゃべる言葉にはたくさんの

その方の情報が入っているんですね。



そして更に

「言葉」だけではなく、その土台

発する「音」にもたくさんのその方が現れます。



言葉にしよう、しようとすると

行き詰ってしまう方は

ふう~っと吐くだけでいいですし

ラララ…♪という鼻歌でもいいですし

なにか「音」にして表現してみるのもおすすめです。




「音を発する」というのは

自らが自分を響かせることです。


声楽家は「自分が楽器」

といいますが


まさに自分で自分を響かせていると

外からの音だけで反応するのではなく

自分が何をもって感動したり、満足感を得たり

充実感を感じるのか、内から感じていくようになります。



歩きながら、

「ふふふ~ん」とか

「るるる~ん」なんて

ささやいてみるのはいかがでしょうか。



外にだしてみて、

はじめて自分も自分の状態に

気づけることも

多々あるのです。



感情は溜めては腐ります。

出すこと、出してあげること。


そうすることで

意外とすっきりして、

安心したり、やる気がでたり

自然とそうなるんですね♪




* * *


遠い昔。


学生の頃、教育実習に私は某盲学校を選びました。


大抵は自分の母校を選ぶ人が多い中


私は自分が経験したことがない場で研鑽したいと思ったのです。



たまたま自分の恩師が点訳の楽譜を作る活動をされていたのがご縁で


盲学校にいくご縁に恵まれました。



そこでは

目でみる情報を聴覚でとりいれている

エキスパートばかり。



いかに目の情報だけをたよりに生きているのか

私は思い知らされた数週間でした。



彼らはとても音に敏感です。

足音だけで、誰かわかります。

音の種類がたくさんあることを知っています。




実習のあと、たまたまた行われた学内の演奏会へ

私も出かけて行ったのですが

ある方がラフマニノフの

「ヴォカリーズ」を歌ってくださいました。


それは歌詞のない曲です。

もともと、その曲は大好きでしたが、

言葉(歌詞)がないかわりに


その方の在り方、メッセージ性が

その時はびんびんと伝わってきて

感動とともに涙した覚えがあります。



その方は全盲であり、母であり、妻であり

音楽家としてこれから子育てもひと段落された

その時に、ちょうど歌手デビューをされたのですが



会場の隅で、その姿を見守る、ご主人様の姿と

その奥様が奏でるメロディが重なって

言葉ではあらわしきれない「愛」がそこに

そっと・・・ありました。



もうあれから数十年たちますが

きっとあのご夫婦は今でも

仲良く暮らされているだろうなあと



ふとこの曲を聴いた昨日今日、

思い出し、その時覚えた感動が

ありありと再現されて

自然と涙がでていました。



もう何十年もたつのに、ありありと

その感覚を思いだしたことにもびっくり。


音が伝えるものは

計り知れないな~と改めて思ったのです。




誰しも

人間ですから、日々いろいろ感じます。

うれしいこと、楽しいこと、悲しいこと、残念なこと・・・・



それらを

どんな表現でもいいから、

言葉や音にして外に出してみると

私たち生き物である人間は

明日にむかって、またひとつ

元気に足をすすめるのではないでしょうか。




お天気が気持ちのよい週末ですね。

どうぞよい週末をお過ごしください。