K大医学部図書館は、
それはそれは立派な建物だった。
建物自体に文化財級の古さと美しさがあった。はず。
でも入り口には、まるで駅のように
身分証明を通さないと入れない改札モドキが
部外者の侵入をはばんでいた。
図書館ってすいすい自由に入れるイメージがあったので、
初めてみたときこれには驚いたものだ。
貴重で高価な医学書を盗まれないためなのだろうか…?
かつては毎日通っていたけれど、
私はもう関係者以外だから入れないのねえ。
しみじみ。
そこは医学部&看護学校専用図書館なので、
(たまに法医学を学びに来る法学部生がいるくらいで、
他学部生はまったくと言っていいほどいなかった)
ミステリーや文学など小説はぜんぜんなく、
残念ながらなく、
とにかく医学書がばば~んと並んでいた。
るいるいと並ぶ医学書!!
医学書って、百科事典のように分厚くて立派なものが
多かったのでまさに壮観。
PCも数台おいてあり、
MEDLINEとつないで論文を検索・印刷できるので
自宅にPCのない私のような学生には図書館ってお役立ち。
オペ等の映像資料もあり、
申請すれば個室で鑑賞・勉学することも出来た。
疲労から、望まずしてついつい仮眠室にしてしまう学生もいた
みたいだけれど。
勉学の環境はすごく整っていたんじゃ、ないかな。
1980年代以前の古い本は地下書庫にあり、
そこにはスライド式の書棚がえんえんとあった。
書棚といっても、私(166cm)の身長よりもグンと高いのが。
金属製でたっぷり医学書がつまってるそれが、
すごい重量であるそれが、
スイッチでがーーーっとスライドしてくもんだから、
はさまれたらきっと死ぬ、殺人書架
として医学生の間では恐れられていた。
実際、はさまれ事故が起きないよう細心の注意を払って
いたもんです…。
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