【御祭神】
大吉備津彦命
はれの国、岡山。日本で一番日照時間が長いこの県は、どこか他の県と違って感じます。
・・・というのも、私の田舎は岡山県(といっても真庭)なので、子どもの頃は毎年夏休みを岡山で過ごしていたから、故郷という感じがするんですね。
吉備津神社は、備前と備中の間に位置します。
比翼入母屋造(吉備津造)は、ご本殿、拝殿ともに国宝に指定されています。
吉備津彦とは、桃太郎。
そして、鬼は温羅と呼ばれ、もともと百済の王子だったと伝えられています。
温羅を討伐するために朝廷から派遣されたのが吉備津彦命で、吉備の中山に陣を張りました。
これが桃太郎の鬼退治伝説となって、桃太郎の物語の元となりました。
拝殿には、平賊案民の扁額。漢学者三島毅による書です。
黄色い注連縄も目を惹きます。
そして、中央に見えているのはご本殿。
毎月、1日の朝だけ、中で参拝をさせていただくことができます。
吉備津神社のトレードマークとも言えるのは、この長い回廊です。
こうして斜面に回廊が建てられているため、各柱と柱の間の傾斜も長さもすべて異なります。
昔は、ここに舟を着けて荷卸をされていたと伝わっています。
それぞれの柱と柱の間が、自分のスペースという風に決まっていたのだとか。
全長400メートルあります。
昔は、向こう側が入り口になっており、鳥居前は門前街として栄えたそうです。
回廊の途中にある、えびす宮です。
大きなお釜の下に鬼の首が埋まっており、占いの吉凶を教えてくれるという 「鳴釜神事」 が行われます。

木造建築ながら、火を絶やすことがなく、建物の内側はすすで真っ黒になっています。
阿曽媛と呼ばれる巫女さんが、甑に米を入れ、釜でお湯を沸かしながらお米をシャッシャッと振り始めると、釜がボーっと音を立てて鳴り始めます。
まるで建物全体がうなっているように震えてきます。
ところが、不思議なことに、大きな音が鳴っていても、その人だけ聴こえないことがあったりするそうです。
この時ご一緒したメンバーは、全員、聴く事ができました。なぜか涙が流れた方もいました。
神の存在を感じるとき、自然に涙が出てしまうことがありますよ。

巫女さんは、吉凶については教えません。受けた私達が自分で判断するというのが、この占いなのですね。
さて、大祓神事は7月末日です。拝殿前に茅の輪が設置されます。
神職さん達がご本殿へ入っていくと、とたんに雷雨。驚きました。
拝殿でお祈りをした後、茅を戴いたので、自分で輪を作りました。
この日はこのまま雷雨で、まさに神様が来られたのを感じました。
参拝した私もすぶ濡れで、すっかり祓われました。
吉備津神社のおついたち参りをした夕方、岡山駅の上に虹を見ることができました。
じーっと空を眺めていたら、虹が生まれ始めて、アーチになっていきました。

吉備津神社のエネルギーは、比較という呪縛から抜け出せるように導いてくれます。
自分自身を信じられないとき、つい、誰かと比較して、優劣を競ってしまう方、多いですよね。
苦しくなったときは、ぜひ岡山まで足を運んでみてください。
拝殿でじっと祈り、回廊をゆっくりと歩いていくうちに、目的がずれていたことに気がつくでしょう。
そして、比較や優劣は、考え方の癖のようなものです。
何度も繰り返し参拝して、癖を書き換えていってくださいね。

【 吉備津神社(岡山県) 】
岡山県岡山市北区吉備津931
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~ ![]()
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