きみの家まで あと5分



デートが終わりに近づいた

陽が沈み あたりは暗がりかけている

人通りの少ない住宅地 誰一人歩いていない

電灯の灯りが

ぼくと彼女だけを浮かびあがらせる



プレゼント あるんだ


繋いで歩いていた手を離し 彼女を止めてぼくが言葉を放つ

彼女が不思議そうな顔をしてぼくをのぞきこむ

何もプレゼントを持っていないぼく



目をつぶってごらん



彼女が目をとじる ぼくが目をとじる

くちびるが彼女の鼻にあたる 

くちびるがくちびるをさがしてる


両手で抱きしめる 抱きしめるたび

彼女がふるえてるのをぼくは感じる



きみの家まで あと5分