飲みにいきましょう

彼女の声がぼくを誘った



駅の近く

赤い壁 パリ13区  

テーブル席が4席の

小さなレストラン


夜9時を回ってるせいか

店に客は誰もいなかった



レッドワイン

チーズの盛り合わせ

北海道サロマ湖産の生牡蠣

を頼んだ



照明を落とした店内

目の前の彼女の頬がうっすらと

桜色に染まってる



彼女は彼女の母親の話や

子どもの頃入院したことを

僕に話してくれた



悲しくなるほど

君のこと 君のことが

ぼくは好きだった 

ずっと好きだった