夢を見つづけた

君の夢だ



なぜ僕に会ってくれなかったの

何度も僕は君に訊く



君は表情をひとつも変えることなく

ただ空(くう)を見つめているんだ



マンハッタンの夜景が

君の後ろには広がっている

君は長いオークのバー・カウンターに座り

黒のワンピースでマティーニを口にしている



同じ夢

いつも見るのは同じ夢 

何度も見つづけた



僕が好きだったのは

僕の無意識と夢がつくりあげた君だった

今のリアルな君じゃなくって

今を生きる君じゃなくって


さようなら

さようなら 

僕がつくりあげた君…