僕はニューヨーク・マンハッタン

ミッドタウンで日本食レストランの店長だ

クレージーな客もいる

だからドライな対応が多くなる




お店もデリバリーも忙しくなると

注文の電話に僕も出る


早速一件デリバリーの電話に出た

テイクアウトでチキンテリヤキセット

カードで支払うそうだ

カード決済端末機にナンバーを打ち込むと

期限切れだったことがわかった


客に電話を入れなおす

客は持ちあわせのお金もないと言う


今までの僕だったら

Sorry! 

と言って注文をキャンセルにするところだ


だか なぜなんだろう

支払いはいつでもいいから

僕は言った


しばらくして客がお店に現れたので

僕はフードを手渡した

THANK YOU ゆっくりと白人の彼は言った



次の日の昼

彼がお金を持って現れた




1990年1月3日