ブロンクスにあるリンカーンホスピタルでは、
1985年からMichael O. Smith, MD, DAcが
Detoxification Assocation) により、薬物依存症
の解毒治療が5つの耳穴を使って行われています。
精神科医でもあるMichael先生は、薬物依存症の患者
さんが精神安定剤などの薬では症状が改善されない
現実を目の当たりにし、このNADAトリートメントを治療の
一環に取り入れ始めたそうです。
使用される耳穴:
神門
交感神経
肝臓
腎臓
肺
この治療は広い部屋に椅子が並べられ、患者さんたちが
集まり、NADAのプラクティショナーにより黙々とこの5つの
耳穴に鍼が入れられていきます。
その後、30分から1時間、ほとんどの人が目を閉じて
リラックスしたり、眠りに落ちている人もいました。
身体的な薬物からの解毒作用もさることながら、
精神や感情の面でこの治療が患者に与える影響は
計り知れないほどパワフルだとMicheal先生は確信
しているそうです。
実際にNYの9・11の事件後、セント・ビンセント病院に
設けられた9・11PTSD (ポスト・トラウマティックストレス)
のためのNADA治療には、2001年9月から2007年
12月までの間に、40,000以上のニューヨーカーが
訪れた記録が残っており、このうち通常のカウンセリング
を受けた人は1%に満たないという統計が出ています。
"Unimagined Bridge"のドキュメンタリーの中で、
ある一人の患者さんが、9・11事件後はあまりの
ショックで、その事について話したくなかったと
コメントしていました。 特に、ワールドトレードセンター
近郊で働いている人たちに、この傾向が強く表れて
いたそうです。
また、トレードセンターに救助に出かけた消防士も、
NADAの耳鍼治療後、5日間の不眠から解放され
9.11後初めて眠りにつけたと語っていました。
2005年のハリケーン・カトリーナでも、多くのNADA
メンバーがボランティアで、被害にあった人々の
精神面・感情面での救援に参加したそうです。
NADAの治療法は世界中で広まっており、
Micheal先生もヨーロッパ、アジア諸国、中東など
様々な国で医療に携わる人々にNADAの耳鍼治療を
指導しています。
NADAの治療法や活動は、自然災害や戦争経験の
ポストトラウマティックストレスを言葉による
カウンセリングや薬による治療に取り組む以前に、
気やエネルギーを介して個人のヒーリング・プロセス
を促進することができることを顕しています。
NYではリンカーンホスピタルで2週間のNADA
トレーニングを受けることができます。
耳鍼を受けると、こんな感じです。


