その頃私は事務職...というか内勤の営業で、
自分の将来を考えていました。
10年くらいとある大手企業で働いていたのですが、
「数字取ってこれないなら●ね」
「どっか行ってくれ」
「アシスタントに回れ」
なんて言葉が飛び交う営業部。
その頃はまだ傍らで他の営業が部長に〆られている横で
弁当を平らげられるくらいのハートを持ち合わせてはいましたが
(今振り返ると私も結構どうかしている
)
年齢を重ねて行き、いつまで自分が保てるかしらと思っていたのです。
その時はまだ具体的に転職を考えていたわけではないのですが、
「有給休暇の消化を」と人事に言われたときに、
食品衛生管理者の資格を取っておこうかなと急に思い立ちました。
あのよくお店に主に縦書きで人の名前が書いてあるアレですね。
それは実際に転職をする1年くらい前だったと思います。
講習を受けるのに飲食関係の経験など何も資格はいらず、
時間を有効活用するのに良いと思いましたし、
また自分の自尊心?というか、何か変わったことをしてみたいというか、
まあ、要するに行き詰り始めていたのです(笑)
今思えばですけど。
一日講習を受ければ誰でも取れるものではありますが、
平日に、近場とはいえ初めての場所で、普段一緒に仕事をしている人たちとは
明らかにタイプが違う感じの人々と一緒に講習を受けました。
決して上から目線ではありません。
それは毎日ルーティンで何百万とか場合によっては何千万の見積もりや契約に
関わっている割には、その金額はまるで人生ゲームのお金みたいに
まるで感覚がなくて、ただ右から左に流すもの、だった私には
とても新鮮だったのです。
丸一日講習を受けて最後にミニテストを受け
(これは合否には関係なかったと記憶しています)
赤い手帳をいただいたとき、ふっと安心したのを覚えています。
それはきっと、今の仕事しか私にはできないのでは?(=我慢するしかないのでは?)
と思っていた気持ちを少しだけ、壊してくれたのではないかと思っています。
以前、体力的なことを試すのに某飲食チェーンに勤めた話をさせていただきましたが、
その少し前のお話です。