OP
店内。
色とりどりの服。
なぜか一角だけ、やたらキラキラ。
店主・姫ちゃん、満面の笑み。
姫ちゃん
「いらっしゃいませ〜♡
ファッショセンター姫たんへようこそ〜♡」
そこへ――
ぬっと現れる、チビ子村長。
チビ子村長
(周囲を一瞥)
「……派手だな」
姫ちゃん
「派手は正義ですっ♡
今日はどんなご用件で?」
チビ子村長
「視察だ」
姫ちゃん
「はーい♡
ではこちら、“村長に似合うコーデ”です!」
(ドサッ)
テーブルに置かれる――
フリフリ、リボン、ラメ。
チビ子村長
「……これは?」
姫ちゃん
「“会議で映える村長コーデ”ですっ♡」
チビ子村長
「……会議は、寝る場だ」
姫ちゃん
「なおさら映えが必要ですっ♡」
(無言の間)
チビ子村長、
一番地味な服を手に取る。
姫ちゃん
「あっ!
それ“在庫処分コーナー”です!」
チビ子村長
「……よし」
姫ちゃん
「えっ!?
即決!?」
チビ子村長
(帽子を試着)
「視察は終わりだ」
姫ちゃん
「早っ!!」
レジへ向かうチビ子村長。
姫ちゃん
「ちなみにそれ、
上下セット+謎のスカーフ付きです♡」
チビ子村長
「……スカーフは、昼寝に使う」
姫ちゃん
「用途が渋い!!」
――数日後。
村の会議。
チビ子村長、
謎のスカーフを枕に
爆睡。
村人(猫)
「……おしゃれですね」
チビ子村長
(寝言)
「……姫たん、恐ろしい……」
✨教訓
ファッションは、
人を変える。
だが、チビ子村長は寝る。
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