この土日は出勤。
いつも休憩時間に、
スキャットの課題を練習をしている。
スキャット講座で、
コードのループに合わせて、
自由に歌う課題が出ている。
前回、先生からは
「今度から自由に歌っていい」と言われた
自由というのは簡単ではない。
型が外れた瞬間、
何を拠り所にすればいいのか、わからなくなる。
そんなとき、眺めるのが、
色彩豊かな
“神や妖精を思わせる絵画カード”だ。
一枚一枚に、流れがある。
ゆっくり変化するグラデーション。
曲線の出発点と、その行き先。
密度の濃淡。
まるで図形で描かれた楽譜のよう。
五線譜ではなく、
線や図形で音楽を示す「図形楽譜」
音の高さや長さではなく、
エネルギーの流れや質感を視覚化したものだ。
このカードたちも、どこかそれに似ている。
「ここから広がって、ここで収束する」
「ここは密で、ここは空白」
色の重なりや濃淡も、
まるで音量や強弱のようで、
視覚なのに、どこか音楽に近い。
それを眺めながら、スキャットしてみる。
海のように広がる音。
大地を踏むようなリズム。
光が差し込むようなフレーズ。
もちろん、講座本番ではカードは使えない。
きっと、緊張してルート音だけになったり、習ったフレーズに戻ったりするだろう
コードをよく聴いて、
体の奥から自然に湧いてくる音を信じたい。
ボーカリスト ちか
※枯葉スキャット





