しんちゃんは見かけは5歳時だけど、
言語力は1歳児レベル。
先日いつも行く公園で、
砂場で女の子とママが遊んでいた。
女の子のシャベルを、
借りたかったしんちゃん。
小さい声だけど、
『かして』は言えた。
女の子は貸してくれた。
しんちゃんは嬉しそうに、
それで遊びはじめた。
そしたら、
その子のお母さんが、
『ありがとうは?』
と言った。
しんちゃんには、
ちょっと難しい。
黙って見てたら、
『ねぇ、ありがとう、言えないの?
おばちゃん、
そういうところは厳しいの。
ほら、借りたらまず、
ありがとうでしょ?
お兄ちゃんなんだから。』
しつこく迫る。
うちの子みたいなのは、
『言いなさい』とか言われると、
混乱してますます言えなくなる。
しんちゃん、
不穏な雰囲気を察知して、
ささっと返して、
反対側にいた別の親子のほうに、遊びにいった。
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『自閉症』というと、
目を合わせない、
人と関わらない、
そんなイメージがあると思う。
(自閉という漢字のおかげで)
うちのしんちゃんは、
”自閉症”とつくけど、
人が大好きで、
友達を見つけると、
『いっしょにあーそーぼー』と踏み込んでいく。
走っている子がいれば追いかける、
同じぐらいの子が集まってると輪に入っていく。
そーゆーことがわからないのも、
特性のひとつなんだけど、
変な目で見られることは、
よくある。
話しかけれても無視するし、
名前を聞かれても、
年齢を聞かれても、
答えられない。
小さい子のお母さんは、
子どもをかばうように、
そっといなくなったりもする。
もちろん、
いいお母さんもたくさんいる。
『一緒に遊んでくれてありがとう』と、
感謝してくれるお母さんもいる。
たぶん、
私たちみたいに、
ここまで外にいる親子は、
珍しいのかもしれない。
みんな、
こういうのが辛くて、
誰もいない時間を狙って公園に行ったり、
人目のつかない場所で遊んでいるかもしれない。
実は、私たちも、
春休みや夏休みは、
そうしている。
いつも行く公園は、
長男とその友達や後輩が常にいるから、
私たちも、
なんとかいられるけど。
彼らが居ない時は、
やっぱり居づらい。
世の中に、
これだけ発達障害という言葉が出回ったとしても、
現実はまだまだ、
こんなもの。
これからもっと、
身体が大きくなったら、
いろんなことが、
あるんだと思う。
その公園のママたちを責める気はない。
私だって、
知らなかったら、
同じように思うから。
『親がちゃんと見てないんじゃないの』
って思う。
だから、
普通のお母さんを、
私は、責めることができない。
『うちの子は自閉症なんです。そんなこと言わないでください!』
とか言う気も、さらさらない。
とりあえず今は、
ひたすら謝る。
公園、
駅、
お店、
電車・・
いろんなところで、
私はただ謝っている。
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でも、
子どもの将来のため、
後に続く同じような子たちのため、
謝る以外に、
できることがあるんだと最近思う。
こうやって、
いろんなことを、
ちょっとづつ
発信していくこと。
今すぐに世の中は変わらないけど、
いつかきっと、
『お話、できないのね』って、
わかってもらえる日が、
くるかもしれないから。
**********ここまで********
2020年、この時から4年たちました。
私は発達凸凹アカデミーを開講し、
たくさんの凸凹ちゃんのママたちと会ってきたけど、
どうなんだろうか。
ママたちの現状は、
変わったのかな。

