以前、「劇的ビフォー&アフター」というテレビ番組があった。

 

リフォームによって、家がどれだけ変わったか...というのを見せる番組で、その変わり映えに目を見張る。

「何ということでしょう」

という独特のナレーションがワクワク感を盛り上げた番組だった。

 

 

私達、整理収納アドバイザーたちもクライアントさまの「ビフォー&アフター」を必ず写真に撮る。

(ビフォーをつい撮り忘れることも多いけど)

その「変わり映え」が自分の仕事の成果となる。

お金を出してプロに頼むのだから、クライアントさまもその「代り映え」に期待感があることは間違いない。

 


片付けにおいて「劇的ビフォー&アフター」の番組くらい「片づける前と片づけた後」が変わると「片付けの成果」を感じられるから、サポートした方もうれしくなる。

たくさんのゴミ袋を見ると「こんなに手放せた」とクライアントさまもうれしそうだ。

 

でも、アドバイザー泣かせのクライアントさまがいるのも確か。

それは、全く「捨てられない」タイプの方。

 

 

かつて、整理収納アドバイザーの同期がスタッフ2人を連れて、3時間その家に滞在して、捨てられたのはスーパーのレジ袋小1個レベルで困っていた。

何度通っても、毎回終わると、そのレベルがやっと。

 

すごく混沌としたモノが溢れて困っているお宅なのに片付けに行ってもモノが全く減らない。

ビフォー&アフターの写真は、「間違い探し」のクイズ並みに変わらない。

 

「片付けサポートに行く意味があるのだろうか?」

と、思うけれど、そのクライアントさまは「また来てほしい」と、言う。

 

サポートに行っても成果が全く感じられず、ご家族はどう思っているのだろうか?

お金をいただくから、そのアドバイザーも気が気ではない。

 

 

 

アドバイザーたちの集まりに行った時、同期のアドバイザーはたまらず先輩アドバイザーに相談した。

すると、先輩の答えは「それでいい」だった。

 

そのクライアントさまは、自分ではどうしようもなくて、依頼しているのだ。

アドバイザーから見たら、「ほんの少し」でもクライアントさまから見たら、(自分1人では一つも手放せないから)

スーパーのレジ袋小一つレベルでも「すごいこと」なのだ。

クライアントさまは、とても喜んでいるのだから、続けてあげるようアドバイスされていた。

 

長くなってきたので、次に続く。