この話もこれで終わりです。

 

これまでの話は、こちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

さて、インターホンの工事の日。

 

ここで、また、一悶着。

 

 

 

 

工事の人の不満そうな

顔を見ながら、

 

門のところにつけるのに

 

工事費2万円追加

 

と、父親から聞いていたのに

 

 

工事の人は、

 

工事費追加は、2万5千円だと言います。

 

 

 

ん?

変だぞ?

 

・・と、思いつつ、

 

「父から、2万円ぐらいと聞いていますけど、

2万5千円なんですね?」

 

 

「そうです」

 

と、工事の人。

 

 

 

 

まぁ、変更ばかりだし、

なかなか決まらないし、

工事の人もイラつかずに

よく対処してくれているし、

5千円上乗せでもいいや

 

(と、自分が払うのではないから

アバウトな私)

 

 

そして、工事の方法について。

 

 

 

今あるドアチャイムのところから

ケーブルをひっぱり

途中、土の中を埋めて

また、地上に出して

門のところまでケーブルを

ひっぱる

・・・と、いう作業工程だったのですが、

 

 

私がまたここでいらんことを言いました。

 

 

 

「父親が壁に沿ってケーブルをつければ

簡単だから、そっちにすればいいと

言っているんですけど・・」

 

 

慌てる父親。

 

「そんなこと言ってない」

 

 

 

食い下がる私。

 

「この間、防犯カメラを付けた時、

そう言ってたじゃん」

 

 

 

シャベルで土を掘り始めたのを止めて

 

「壁付けでいいんですか?」

 

と、訊く工事の人。

 

 

 

「壁付けでいいです」

と、私。

 

 

 

家の中でまた一悶着。

 

 

「もう、いい。

お前たちで決めてくれ。

お父さんは、頭がぼーっとして

考えられないから」

 

 

「そんな無責任なこと言わないでよ」

 

と、私。

 

 

 

「工事の人が一番楽な工事にすればいい」

と、父親。

 

 

「何言ってるのよ。

こっちがどうして欲しいか言って、

それをどうやったらできるか

考えるのが工事の人の仕事でしょ。

 

工事の人なんて、考えることないんだよ!」

と、だんだん語気が荒くなる私。

 

 

「もう、いい!」

と、父親。

 

 

「何がもういいのよ!

お父さん、自分で決められないんでしょ!」

 

と、叫ぶ私。

 

 

ああ~、言っちゃった。

 

若干認知症が入った父親に対して

いう言葉じゃなかった

 

・・・と、思いつつ、

外に行き、

 

 

工事の人に

 

「やっぱり埋めてください」

 

というと、困った顔の工事の人。

 

 

そこに出てきた父親。

 

「埋めてください」

と、きっぱり。

 

 

工事の人は、嫌な顔一つせずに

「じゃ、ケーブルは埋めますね」

と、再び、

シャベルで土を掘り起こし始めました。

 

 

家に入る父親。

 

 

工事を見守りながら、

邪魔になりそうなものを

どけ始める私。

 

 

 

先につけた防犯カメラで

その様子を見ていたのか、

再び出てきて、

 

 

シャベルで、工事の邪魔になりそうな

花の一団を掘り起こし、

移動させる父親。

 

 

 

かくして、台風の間の晴れた一日

 

 

 

汗だくになりながら

工事の人は、作業を進めてくれました。

 

 

そして、食事休憩のことを知らせに来てくれた時、

 

 

ブロック塀のところを見てみると、

すでにきれいに貫通した穴が開いていました。

 

 

思わず、

「きれいに開くものですね~」

と、のぞきながら言うと、

 

 

「すみません。こっち、ブロック塀が欠けちゃって。

直角に曲げる時つける器具で隠れますけど・・」

 

と、工事の人が言うので、

 

「大丈夫です。かまいません」

と、私。

 

 

後から出てきた父親も

穴をのぞき込み、

「そうだ。ブロック塀なんか、

ドリルで簡単に穴が開くんだ」

と、一言。

 

 

あれだけ、ブロック塀に穴を開けるような

工事は大変になるから、

ドアにつけた方がいいと言っていたことは

すでに忘れているよう。

 

 

 

こうして、無事、

実家の門のところに

ポストと並んで、カメラ付きインターホンが

取り付けられました。

 

 

 

位置が低いから顔が映らないとか

ワイヤレスがつけられないとか

すったもんだありましたが、

ついてみると

あれだけ、いろいろあったことが

嘘みたい。

 

 

 

まぁ、一安心。

 

 

新しいおもちゃが手に入ったみたいに

試してみる両親と私でした。

 

 

 

そして、結局、工事費に関しても

「僕、お父さんに2万円って、言いましたよね?」

と、工事の人は

追加工事費を2万円にしてくれました。

 

 

 

 

後期高齢者の両親と

シニアに片足を突っ込んだ私を相手に

工事の人も変更変更で大変でしたが、

最後までよくやってくれました。

工事の方にも感謝です。

 

 

 

ちなみに❶に書いた補助金の話は、

八王子市の販売店でなかったので、

申請はできませんでした。

 

 

私的には、そこに気づかず

大失敗!・・・と、落ち込みましたが、

 

 

 

両親に

「工事費を払えたんだから、もう、気にしない!」

と、背中を叩かれました。

 

 

 

 

本当に必要な人に

補助金を譲ったと思えばいいか・・・と、

自分を慰めた私でした。

 

 

 

以上でこの話は、終わりです。

 

長いことおつきあいいただき、

ありがとうございました。