
「断りたいのに、断れない」「言いたいことがあるのに、言えない」そんな悩み、ありませんか?
でも、我慢するしかないと思っていませんか?
実は、我慢するのでも、攻撃的になるのでもない「第3の選択肢」があるんです。
臨床心理士・平木典子氏の著書『アサーション・トレーニング』が、その方法を教えてくれます。
「断れない自分」に、もう疲れた
「この仕事、本当は受けたくないんだけど…」
「今日は早く帰りたいのに、断れない…」
「この条件、納得いかないけど、言えない…」
こんな経験、ありませんか?
私もそうでした。起業してから、取引先との関係、顧客との関係、スタッフとの関係…いろんな場面で「断れない」「言えない」ことが増えた。
「相手に嫌われたくない」
「関係が悪くなるのが怖い」
「わがままだと思われたくない」
そんな気持ちで、自分を押し殺してきました。
でも、ある時気づいたんです。
我慢し続けるのは、もう限界だ。
「自己主張=攻撃的」じゃない
そんな時、出会ったのがこの本でした。
著者の平木典子氏は、日本にアサーション(自己主張)を広めた第一人者。臨床心理士として、30年以上にわたって人々のコミュニケーションの悩みに寄り添ってきた方です。
平木氏は、この本で教えてくれます。
コミュニケーションには、3つのタイプがある。
① ノン・アサーティブ(非主張的)
自分の気持ちを抑えて、相手に合わせる。「まあ、いいか…」と我慢する。
② アグレッシブ(攻撃的)
自分の意見を押し通す。「これが正しいんだから、従え!」と相手を尊重しない。
③ アサーティブ(自他尊重の自己表現)
自分の気持ちを正直に伝えつつ、相手も尊重する。
私は、ずっと①の「ノン・アサーティブ」でした。
でも、本当に必要なのは③の「アサーティブ」。
自分も相手も大切にする、第3の選択肢があったんです。
「アサーティブ」は、練習で身につく
「でも、自分の意見を言うって、難しくない?」
そう思いますよね。私もそうでした。
でも、平木氏はこう言います。
「アサーティブは、練習で身につく技術です」
この本には、具体的な方法が書かれています。
- 言葉の選び方: 「あなたが悪い」ではなく「私は〇〇と感じた」と伝える(Iメッセージ)
- 断り方の手順: ①相手の気持ちを受け止める②自分の事情を説明する③代替案を提案する
- 小さな断りから練習: いきなり大きな場面で使わず、日常の小さな断りから始める
例えば、こんな感じです。
× 攻撃的な断り方
「そんなの無理に決まってるでしょ!」
× 我慢する断り方
「…わかりました」(本当は嫌だけど我慢)
○ アサーティブな断り方
「ご依頼ありがとうございます。ただ、今週は他の案件で手一杯なので、来週以降ならお引き受けできます。いかがでしょうか?」
相手の依頼を受け止めつつ、自分の事情も伝え、代替案を提示する。
これなら、相手も自分も納得できる。
私はこれを読んで、「ああ、こういうふうに言えばいいんだ」と目から鱗でした。
「断ること」は、わがままじゃない
この本を読んで、もう一つ大きく変わったことがあります。
それは、「断ることは、わがままじゃない」と思えるようになったこと。
平木氏は、この本でこう言っています。
「自分の気持ちを大切にすることは、人権です」
つまり、自分の気持ちを伝えること、断ることは、あなたの権利なんです。
我慢し続けることが、美徳じゃない。
自分を犠牲にすることが、優しさじゃない。
自分も相手も大切にすることが、本当のコミュニケーション。
そう思えるようになったら、すごく楽になりました。
まとめ:「第3の選択肢」を知ってほしい
もしあなたが、「断れない」「言いたいことが言えない」と悩んでいるなら、この本を読んでみてください。
我慢するのでも、攻撃的になるのでもない、第3の選択肢があることを知ってください。
- アサーションとは「自他尊重の自己表現」
- コミュニケーションには3つのタイプがある
- アサーティブは練習で身につく技術
この3つを理解するだけで、あなたの人間関係は確実に変わります。
私も、まだまだ練習中です。でも、この本を読んで「断ってもいいんだ」と思えるようになりました。
あなたも、ぜひ試してみてください。
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