数日前の夜。

「じゃあ、○○(娘)がこぼしたって、ウソついたの?」
「…ウン」
「なんでウソついた?」
「……」
「なんで?怒らないから教えて?」
「……」
この日は気持ちも苛立ってなかったし、ウソをつくにはきっと息子なりの理由があるんだろうと、冷静でいられた私。
いつも子供達が水をこぼすのを見ては、「誰だ、こぼしたのー!?もう、やめてよー!」と、ついつい怒ってしまう私は、
きっと、私がいつも怒るから、怒られないようにウソをついたのだろうと推測していた。
「ねぇ?どうしてウソをついたの?」
「……」
「□□が水をこぼしたって言うと?」
息子のウソの陰にある気持ちを知りたくて、そんな質問をした。
そしたら、返ってきた言葉は、
「……ママに嫌われると思ったから」
思わず言葉を失った。
…あー。
息子は、水をこぼしたら、私に嫌われると思っていたんだ…
私に嫌われたくなかったから、ウソをついたんだ…
胸がギュウッとなった。
怒られたくなかったからウソをついた私の小さい頃の記憶とリンクした。
それに加えて、
息子は、「ママに嫌われるかもしれない」という恐怖を持っているんだ…
私が、日頃から怒っているから、恐怖を植え付けてしまったのかな…
私、いっぱい怒ってるもんな…
小さい頃には叩いたりしたもんな…
そんな風に息子への罪悪感がよみがえったりもして、一瞬、私の心の中に、申し訳ない気持ちがいっぱい広がった。
だけど、息子が「ママに嫌われると思った」って本心を話してくれたことに、ホッとする気持ちもあった。
息子に、繰り返して言うように促しながら、話を続けた。
「□□が水をこぼしました」
「□□が水をこぼしたって言うと、ママに嫌われるかと思って、ウソをつきました」
「だって、嫌われるの嫌だもん。」
「だって、ママが大好きなんだもん」
はじめの3つを繰り返して言ってくれた息子は、私が、
「だって、ママが大好きなんだもん」
と言うと、クスクスと笑って首を横に振った。
笑ったり、言えなかったりするのは本音の証拠
「だって、ママが大好きなんだもん!」
私はもう一度言うと、
「だって…ママが…大好きなんだもん」
と、息子は笑いながら繰り返した。
そんな息子をギューーーッと抱きしめながら、
「水をこぼしても、ウソをついても、ママは□□を嫌いになったりしないよー。だって、□□が大好きだもーん」
と息子に伝えた。
少し前までは、中々本心を教えてくれなかった息子。
それが、今では、こんな風に本心を教えてくれたり、「ミャ~ミャ~♡(ママ)」と甘えてきたり…
それが、何だかとっても嬉しいこの頃なのです
ママも、大好きをいっぱい伝えていくからね~
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