ご近所の主婦の立ち話から始まったお話。
「最近、Aさんの姿を見た?」
「そういえばぜんぜん見てないわ」
「以前、体の調子が悪いと言ってたわよね」
「・・・・まさかねぇ」
Aさんというのはアパートに一人暮らしの
高齢女性のことだそうで。
心配になった主婦の人たちは自治会長のところに
行きました。自治会長も不安になって、役所に
連絡をしました。Aさんは、一人暮らし支援制度と
いうようなものに登録していたので、連絡を受けた
役所はAさんの弟と警察に連絡をして、自治会長、
Aさんの弟、役所の担当者、警官の4人はAさんの
アパートに向かったそうです。
管理人から借りた鍵でドアを開け、ドアをあけた
とたんに、4人は、覚悟を決めたとか。
悪臭、そして群がってくるコバエ、
モノが腐ったような悪臭、モノというよりは、
あきらかに動物とか魚が腐ったような臭い。
これはもう間違いないだろう、そう思いながら
4人が部屋の中に入ると、Aさんは這ってどこかに
行こうとするような姿で倒れていました。
スカートからでた足は真っ黒で、足の上に
白いものがうごめいていたそうです。
黒かったのはハエ、そして白いのはウジ。
悪臭で吐きそうになりながら、まとわりつく
ハエを払いながら4人は茫然と倒れている
Aさんを見ていました。
そのとき、Aさんは、ぐっと頭を持ち上げ、足の
ハエを払うようにしながら、体を皆の方に向け、
這うように4人に向かってきたのです。
全員、悲鳴、 悲鳴というより
「ぎゃああああ!」と絶叫!
なんと、Aさん、生きていたのです。
Aさんはすぐに病院に搬送されました。
糖尿病で壊死した足にハエがたかり、傷口からウジが
発生し、高血圧のために意識が混濁していたと。
Aさんの壊死して腐った足が悪臭の発生源だったのです。
自治会長たちが行かなければ間違いなくそのまま
あの世行きだったんでしょうね。
いや~間に合ってよかった。
今日は、ほんとに良いお話でした。
めでたし、めでたし (*^^)v