国道のショッピングモール沿いにはかわいらしい動物の石像がいくつもあります

それを越えるとすぐに大和川を渡って、北葛城郡王寺町から生駒郡斑鳩(いかるが)町に入ります

大きな病院の前を過ぎて、交差点にローソンがあり、ちょうど暑くなってきたので冷たいコーヒーを買おうと思い中に入ろうと思いますが、いつも見慣れたローソンの看板と色が違います

京都や奈良では街の景観に合わせて濃い青色に変えているところがありますが、近くには有名な法隆寺があるからでしょうかねぇ
コーヒーを買ってそのローソンがある交差点を右に曲がり、少し行くと小さな川が流れています

ここからは川沿いを歩きます
なかなか風光明媚な所です

実は、この川は竜田川といいます

竜田川は、百人一首に載っている在原業平の歌が有名です
ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
これは、
真面目に精進し大関まで昇進した竜田川という江戸時代の関取が、贔屓衆に連れられて行った吉原で『ちはや』という花魁(おいらん)に振られ、更にその妹の『神代』にも振られて、やけを起こした大関竜田川は相撲を辞めて実家の豆腐屋を継いで数年後、とある物乞いの女がやって来て、元大関は大きな手でおからをすくって女に与えようとしましたが、その女をよく見るとかつて自分を振った『ちはや太夫』のなれの果てで、昔を思い出した元大関はすくったおからをそのまま地面に叩きつけて、更に女を突き飛ばして弾みで井戸に落としてしまった・・・
というのが落語的解釈です
この『ちはやぶる』という一席を演じる人間国宝の五代目柳家小さん師匠の名人芸を見つけましたのでお借りしますm(_ _)m
この和歌は、竜田川の川面に落ちた紅葉の見事さを詠ったもので、この辺りは古代からの紅葉スポットです
ちなみに、「ちはやぶる」は「神」に掛かる枕詞で、「からくれなゐ」は舶来の紅(唐紅)で、
唐紅で水をくくった(絞り染めにした)様な紅葉の落ち葉を敷き詰めた竜田川の川面は、いにしえの神々も聞いたことがないぐらい見事なもんじゃ

といった意味だそうです
しかし、生憎見頃の時期は過ぎた様で、黒っぽい赤が目立っていました

しかし、赤と黄色のコントラストが素晴らしい箇所も所々あります

そして、王寺町から歩いて1時間ほど掛かった所で斑鳩町から平群(へぐり)町に入ります

しかし、紅葉スポットはもう少し続きます
つづく






