心理カウンセラー・公認心理師の栗林あや(いがぐりこ)です。
昨日は、うちで法事がありました。
亡くなった先代のおじいさん(旦那の祖父)の23回忌と、おばあさん(旦那の祖母)の7回忌。
朝から親戚が集まって、お坊さんがお経をあげてくれて、そのままみんなでお墓とお寺へ。
帰ってきてから、ウチでみんなで会食しました。
無事に終わって、ほっとしているところです。
今から25年前。
嫁いだばかりの頃の私は、法事や親族会が本当に憂鬱でした。
地域の風習がよくわからない。
この宗派の「普通」もよくわからない。
親戚が誰が誰なのかもよくわからない。
それでいて、嫁としての役目がある。
当日が来るずっと前から、気が重くなってました。
何が一番怖かったかというと、嫁として、自分がどう振る舞ったらいいかが、まったくわからなかったから。
お茶を出すタイミングなのか、料理を運ぶ係なのか、お坊さんに何かお声がけしたほうがいいのか。
姑に聞いたほうがいいのか、でも忙しそうにしているから、聞けない。
自分から気づいて動いたほうがいいのか。
何ひとつ、はっきりした「これをやれば正解」というのが、わかりませんでした。
だから当時の私は、姑、義理のきょうだい、親戚の人たちの動きをずっと目で追いながら、
「次、何が必要そうかな…」「ここで私が動かなかったら、気が利かないって思われる…」「何かしなくちゃ…」って、頭の中で考え続けていたのです。
気づいたらわたしは、法事や親族会がすごく怖くなっていて、
焦る頭の中で「あんたも、ちょっとは手伝いなさいよ!」「ほんと気が利かないわね!」って、妄想の声がずっと流れていました。
もちろん、実際に、誰かにそう言われたわけじゃありません。
でも、「あんたも、ちょっとは手伝いなさいよ!」「ほんと気が利かないわね!」って、頭の中の声が止まらないのです。
実際には、姑も親戚の人たちも、私にそんな厳しいことを言う人ではないです。
それでも、勝手に頭の中で、責められる気配を先に予測してしまうのです。
これが、嫁いだ頃の法事の時の私でした。
だけど、ここ数年で、法事の日の自分が、ずいぶん変わってきました。
コロナ禍で、法事などの行事の規模が、小さくなったこと。
親戚も高齢化で、来てくださる方が少なくなったこと。
それから、なにより、私の気持ちが変わったことです。
昨日も、緊張がゼロだったわけではないけど、昔みたいに「うまくやらなきゃ」「責められないようにしなきゃ」という気持ちは、ほとんど出てきませんでした。
何が変わったかというと、「その日の自分の役割」を、自分で何か決めてから、その日を迎えるようにしたことです。
たとえば昨日は、「お坊さんにお茶を出して、お礼を言う係」と、自分で決めていました。
役割が何か一個決まってると、頭の中で「気が利かないって思われるかな」って声が流れてきても、その声と戦わずに、自分が決めた役割のほうに集中できます。
「気が利かないって思われるかな」って声を消そうとすると、その声と戦うことになって、もっと疲れてしまうのです。
そうではなくて、声は流れたままで大丈夫。
自分で決めた行動だけを、淡々と続けていく。
そうしているうちに、いつの間にか、法事の一日が終わっています。
嫁いだ頃のあの私に、「25年後、法事の日にお坊さんにお茶出ししながら、なんとかやり過ごしている日が来るよ」って伝えたら、信じないだろうなぁ…って思います。
それでも、こうやって、ちゃんと変わってきました。
ちょうどこの「責められそうで怖い」という気持ちについて、新しいYouTubeの動画を作りました。
頭の中で勝手に「責められそうだ」って声が流れる理由と、その声との付き合い方を、お話ししました。
よかったら見てみてください。
昨日は、朝から本当によく頑張ったので、自分で自分をねぎらおうと思います。
自分で自分をねぎらうスタイルです(笑)
栗林あや(いがぐりこ)でした。
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