心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
「私は怒りっぽくない」
自分のことを、そう思って生きている方は多いです。
誰かみたいに、すぐカッとなることもないし、人と言い争いをすることも、ほとんどない。
だから「自分は怒りを貯めるタイプじゃない」って、長いあいだ信じている方もたくさんいらっしゃいます。
でも、そういう方の中には、
毎日、心のどこかが不安で、過去のことを思い出しては
「あのとき、ああしていればよかった…」って自分を責めてしまっている方もいます。
自分を責める時間はたくさんあるのに、
「自分が誰かに怒っている」という感覚は、ほとんどないんですよね。
・・・でも、実はそれ、怒りが消えてしまったのではなくて、
怒りを「自分が悪い」という形に置き換えてしまっているだけかもしれません。
今日は、カウンセリング(FAP療法)のご感想をいただいたのでご紹介させてください。
【FAP療法】2回目以降
JJ様より
なんだか変な不安にとらわれ自己否定していたけれど、感覚で改善してくれる感じがしました。
不思議な昔のイメージが呼び起こされ。
意外と私は怒りを貯めていたのかなと思いました。
なんか最後の方に無意識がもう終わりにしな?もうよしみたいな?事を言ってくれた気がして。
小さい頃に1番可愛がってくれたおばあちゃんが浮かびました。
もしかしたら自分を否定する回路が終了するような予感がしました。
先生みたいなアプローチに出会えてよかったです。
JJ様、ご感想をありがとうございます。
「意外と私は怒りを貯めていたのかな」というJJ様のことば、
これ、FAP療法を受けた方から、ときどき聞かせていただく言葉です。
自分を責める癖が強い方は、
「あの人のあの言い方はひどかった」「あれは嫌だった」って感じそうになっても、
すぐに「でも…私が悪いんだろうな」って打ち消してしまいます。
だから、自分が怒っていることに、自分で気づけません。
でも、表に出せなかった怒りは、消えるわけでないのです。
その怒りは、そのまま体の中にずっと残っていきます。
そして残った怒りが、「なんとなくの不安」や「理由のわからない自己否定」になって出てくることがあります。
そしてもう一つ、JJ様は「自分を否定する回路が終了するような予感がしました」とも書いてくださっています。
「自分を否定する回路」というのは、頭の中で自分を責め続けてしまう、ループのことだと思います。
このぐるぐるループは、自分で「やめよう」「気にするのをやめよう」と頭で決めても、なかなか止まってくれません。
むしろ、ぐるぐるループを止めようとすればするほど、
「あ、こんなところもダメだ」「また私、同じことをしている」って、自分の悪いところばかり目についてしまいます。
JJ様は、FAP療法のセッションの中で、さきほどお話しした「気づかなかった怒り」にやっと気づけたのかもしれません。
「あ、わたし、本当はあのとき怒っていたんだ」って思えたことが、「自分を否定する回路が終了するような予感」につながったのではないかなと、
JJ様の言葉を読みながら思いました。
もし今、
「自分は怒りっぽくないはずなのに、なぜかいつも自分を責めてしまう」
「なぜ自分を否定しているのか、自分でもわからない」
って感覚があるなら、
もしかすると、その奥には、「まだ言葉になっていない怒り」が残っているのかもしれません。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。
よかったら、一度カウンセリングでお話を聞かせてくださいね。
お待ちしています。
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