心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
今日は、ちょっと私自身の話をさせてください。
私は子どもの頃、母子家庭で育ちました。
母には精神障害があって、
家庭は安心できる環境ではありませんでした。
私は若い頃から働いて、お金を母に送っていました。
母の期待に応えたい。少しでも楽にさせてあげたい。
そう思って頑張っていました。
でも、母が満足することはなかったのです。
口では「ありがとう」と言ってくれる。
でもすぐに、「私はこんなにつらい」「こんなに大変だ」「困った、困った、どうしよう」という話が始まって、
また次の要求がやってくる。
頑張っても、頑張っても、終わりがない。
何をしても、満たされることがない。
「・・・もう無理だ」と思ったことは、何百回もあります。
今は母の障害がわかったので、介護施設に入ることができて、
関係からは少し距離を取れるようになりました。
でも、振り返って思うのです。
あの私の「満たされなさ」の正体は、いったい何だったんだろうって。

カウンセラーとして様々な方の話を聞く中で、気づいたことがあります。
「満たされない」と感じている方には、ある共通点があります。
それは、子どもの頃に「自分の気持ちを受け止めてもらえた経験」が少なかった、ということです。
私たちは子どもの頃、言葉にはできなくても、
いろんな気持ちを持っていました。
「わかってほしい」
「守ってほしい」
「愛してほしい」
「認めてほしい」
でも、親に余裕がなかったり、
家庭の中に安心感がなかったりすると、
この気持ちは満たされないまま育つことになります。
だから今も「満たされない」という感覚が残っている。
これが、満たされなさの正体だったのです。
じゃあ、どうすればいいのか。
今からでも、自分の心は自分で満たしていくことができます。
その方法は、「自分の気持ちを、自分で受け止める」ということです。
たとえば、仕事で嫌なことがあったとき。
「こんなことで落ち込んじゃダメだ」って、
自分の気持ちを打ち消していませんか?
それをやめてみてください。
「あ、私、今イヤだったんだな」「悲しかったんだな」
そうやって、自分の気持ちをただ認める。
否定しないで、受け止める。
それだけでいいです。
子どもの頃、本当は親にしてほしかったこと。
「そう思ったんだね」
「つらかったね」
「頑張ったね」
って、受け止めてほしかった。
それを今度は、自分で自分にやってあげるんです。
これ、すごく大事なことです。
今日の話は、YouTubeでもっと詳しく話しています。
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