心理カウンセラー・公認心理師の

栗林あや(いがぐりこ)です。

 

 

子どもたちが夏休みに入ってから、

なんとなく心がザワザワする日が増えています。

 

家に人が多くなって、

生活のリズムも変わって、落ち着かない…。

 

同じように感じてる方、

けっこういるんじゃないかなと思います。

 

 

 

私の家でも、最近ちょっと大変なことがありました。

 

舅(義父)が家の中で、また転んでしまったのです。

 

 

舅は10年以上前に脳梗塞を患っていて、

右半身に麻痺があります。

 

家の中では4本脚の杖を使っているのですが、

足が引っかかってバランスを崩して、

突然崩れ落ちるように倒れてしまうことがあります。

 

今回も幸いケガはなかったんだけど、

床に倒れた舅を起こすのって、

想像以上に大変で…。

 

「これ、私の腰やられるかも」と本気で思った。

 

 

 

ふだんの介助は姑がおこなっているのですが、

その姑も腰や膝の状態が悪化していて、

お風呂の介助(シャワーのみ)も、かなり厳しくなってきています。

 

 

でもじゃあ、すぐに介護サービスを使えるかというと、そう簡単にもいかなくて。

 

「田舎あるある」だと思うのだけど、

義父母の世代には

「介護保険は最後の手段」

「身内のことは家の女衆がやるのが当たり前」

みたいな価値観が、まだ根強く残っています。

 

介護認定を受けることや、

外部のサービスを頼ることに対して、

私たちが思ってる以上に

強い抵抗があるみたいなんですよね。

 

 

 

私は、実家の母や、亡くなった祖母の介護手続きに関わった経験もあったので、

「いよいよ介護認定調査を検討した方がいいよ」と、旦那に何度も何度も伝えてきました。

 

でも…やっぱり、

日中の舅の様子や、転んだ現場を見ていない人には、

この「切迫感」って伝わりにくいなぁって、つくづく思いました。

 

うちの旦那に限らず、

実際に目の前で起きてることじゃないと、

なかなか危機感を持ってくれない…。

 

旦那に状況を伝えても、

そこから何か動きがあるわけでもなく。

 

対策を考えるわけでもなく、

「ほんと危ないなぁ。」くらいの反応で終わっちゃうと、

どうしても「他人事に思ってるな」と思ってしまうことがあります。

 

もちろん、悪気があるわけじゃないってわかってはいるけど、

その温度差に、ちょっと傷つくこともある。

 

 

で、私は「嫁」という立場です。

 

家の中での発言には、

どうしても気をつかってしまいます。

 

あまり口を出しすぎるわけにもいかない…とも思うし、

でも黙っているのもしんどい。

 

義父母には、旦那も含めて子どもが3人いるから、

「どこかで子どもたちで話し合えばいいのにな」と思ってしまうこともあります。

 

そうして、モヤモヤがどんどんたまっていきました。

 

 

 

そんなとき、カウンセリングの中で

クライアントさんからよく聞く言葉を思い出したのです。

 

「家族のことなのに、なぜか自分だけがしんどい」

「誰もわかってくれない気がする」

 

…ほんと、こういう声って多いです。

 

 

これ、心理学的に言えば「役割の境界線があいまいになっている状態」なのかもしれません。

 

本来は家族みんなで考えるべき問題なのに、

日常的に一番近くにいる人だけが、全体を背負ってしまう。

 

私もまさにその状態でした。

 

 

そこでやってみたのが、「見える化」です。

 

たとえば最近の状況を、こんなふうにメモして、LINEで旦那に送りました。

 

・義父の転倒:1ヶ月に3回

・起こすのに毎回10〜15分かかっている

・義母の腰痛で、お風呂の手助けは週に1〜2回が限界

・義父はベットなら手すりを持ってなんとか立ち上がれるが、平らな床だと自分で立つことができない。

 

数字で伝えたら、少しは現実味をもってもらえるかと思って。

 

 

…でも、正直なところ、

それで旦那が何か具体的に動いたわけではありませんでした。

 

やっぱり、私が感じているほどには、

深刻なことだとは思っていないのかもしれない...

 

それとも、私が神経質すぎるのか??

 

 

でも、「これって私ひとりの問題じゃないよな」と思い直せただけでも、

ちょっと気持ちは少しラクになりました。

 

 

 

もし今、同じように「なんで私ばっかり…」って感じている方がいたら、

どうかその気持ち、無理に抑え込まないでください。

 

実際、家のことって、

誰かが気づいて動かないと変わっていかないものだけど、

だからといって、その役割を全部ひとりで抱える必要はありません。

 

 

「疲れた」「しんどい」と正直に伝えるのも大事です。

 

それでも伝わらないときは、感情だけじゃなくて、

事実や数字を添えると、受け取り手の理解度が変わることがあります。

 

 

それから、地域の包括支援センターに相談してみるのも

ひとつの選択肢としてはあると思っています。

 

とはいえ、うちの場合はまだ、義父母の意向もあって、

実際にはそこまで踏み込めていないのが正直なところです。

 

「すぐに使うつもりはないけれど、今後のために話だけでも聞いておきたい」という状況でも相談に乗ってもらえることがあるそうなので、

心のどこかに入れておくだけでもいいのかなと思っています。

 

 

夏休みって、家族と顔を合わせる時間が長くなるぶん、

こういうモヤモヤや疲れも出やすい時期ですよね。

 

でも逆に言えば、話し合うきっかけにもなる時期です。

 

完璧な答えはすぐに見つからなくても、

「ちょっと話しておく」くらいから始めてもいいのかなと思います。

 

 

私自身も、まだ全然うまくいっているわけじゃありません。

 

でも、「これは私の問題じゃない」って思えるようになったことで、

ちょっとずつ、しんどさが軽くなってきた気がします。

 

 

同じような立場でがんばっている方がいたら、

どうか一人で抱え込まないでくださいね。

 

できるところから、少しずつ。

一緒にやっていきましょ。

 

 

 

 

 

 

そして。

 

もし今、

「気をつかいすぎて疲れてしまう」

「家族の中で、自分だけがしんどい気がする」

そんなふうに感じている方がいたら。

 

もしかしたらそれは、あなたの「繊細さ」が関係しているかもしれません。

 

それは決して「弱さ」ではなくて、

まわりに敏感に気づける、素敵な感性の表れなんですよね。

 

でも、長年そのままでいると、いつのまにか

「がんばりすぎる」「我慢しすぎる」「自分の限界がわからなくなる」

そんなしんどさにつながることもあります。

 

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きっと、心が少しラクになる時間になると思います。

ご都合が合えば、ぜひいらしてくださいねおねがい

 

 

 

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