分娩室に旦那と2人きり・・・


先生も、助産師さんも、看護師さんも居ない


部屋には赤ちゃんの鼓動が響き


陣痛の波がくるたび苦しむ私の唸り声



隣の部屋から看護師さん達の談笑する声が聞こえる



そんな中


下半身に赤ちゃんの頭が押し出されてくる感覚があって



苦しみながら、旦那に、



「う、生まれる・・・」

と息切れ切れに囁いたら



旦那「え!・・・あ・・・」


うろたえる旦那




それでも
しばらく部屋には誰も来ず




すごく長く感じたけれど
実際にはどのくらいの時間が経ったのだろうか




ようやく助産師さん達が部屋にバタバタと入ってきて




分娩台が本番仕様に組み立てられ



助産師さんに誘導され
精一杯いきむ



陣痛が来る

助産師さん「はい、いきんでー!」

私 息を止めて渾身の力でいきむ

助産師さん「頑張って!頑張って!」

「はい、力抜いてー!」


私 汗だくで脱力




いきむ時に、叫んでしまったりすると、力が逃げちゃって良くないらしいので、叫ばないように頑張りました(>_<)



とにかく、早くこの痛みと苦しみから解放されたかった私は
パニックになりそうになりながらも、必死でいきみました


この時、自分はまるで獣のようだと思った

満月の夜に、狼に変身してしまうバンパイアのように

身体の内側から、別の何かに支配されていくような、自分を制御できなくなりそうな



そんな感覚を覚えつつ



助産師さんの誘導に必死でついていって



励まされながら



握っていた旦那の手には



どれだけの力が加わっていただろう




何度いきんだか、
覚えていないけれど




最後のいきみ




助産師さん「出てきた、出てきた!生まれたよ!」



意識がもうろうとしていたけど


助産師さんの腕に抱えられた赤ちゃんを目で追った


赤ちゃんの泣き声が聞こえた



何よりも先にまず思ったのが



痛いの終わった~~~!



ものすごく、安心した



カンガルーケアは、いつやったのだっけ、
忘れてしまったけど、一瞬だけ、生まれたばかりの紫色の我が子を胸に乗っけてもらった。


動いてた。生きている。よかった・・・




痛みが終わったと思ったのも束の間


出産の後に旦那は一旦外に出て


後の処置が痛かった[みんな:01]




胎盤が、なかなか外に出てこなかったらしく、お腹をグイグイ押され


「ゔうぅ~」(T ^ T)


これがまた痛かった[みんな:02]




後はもう、なるべく何も考えないようにして、先生方に身を任せました(*_*)



処置が終わり、落ち着いたら、旦那が部屋に戻ってきて


赤ちゃんに初乳を飲ませました


母乳が出てたのかは分からなかったけど、赤ちゃんはしっかり吸ってくれた



後は、
私はそのまましばらく分娩室で安静にしている、ということで、

旦那は再び部屋から出されて



しばらくすると、看護師さんが赤ちゃんを横に連れてきてくれて



私は赤ちゃんを見つめながら、分娩室での時間を過ごしました



不思議な感じ



ものすごい感動とか、幸福感とか、思っていたほど感じるものではなく



私の考えていたことは







お腹すいた・・・





はい、健康でございます。

部屋に戻ったら、昼食が置いてあったので、食らいつきましたよ。
ホントにお腹がすいてたの




11時半くらいに分娩室に通されて、生まれたのが1時。
とにかく、安産で
無事出産が終わったのだけど


本当にホントに大変なのは、これから待っている子育てなのでした




子育ては大変(*_*)

親は偉大




いや~、すごい!




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