~光と闇~ 子宮の闇から出てきた瞬間、一筋の光とともにその映画は始まる 花たちは私の好みの色と薫りを醸し出し 風たちは謳いながら私の心を駆け巡り かくれんぼをしながら鬼から逃れ また私は鬼になってあなたを探す 雑木林のような思い出の中で、記憶のフィルムを何度も何度も巻き戻す 情報の渦巻く海から、ひとしずくの知恵をすくい上げ 猫のように丸くなって眠る 夜の闇に吸い込まれ、カーテンの隙間から伸びる一筋の光に再び私を取り戻す 光と闇のブランコは、まだ私を乗せたまま揺らいでいる