『舟を編む』がこんなに心に染みるのは、自分がかつて無類の辞書好きだったから。
知らない言葉を調べるのが好きで、高校時代お小遣いをためて辞書を買った
。「広辞苑」より大きいのが気に入って買った辞書なのに、引っ越しが多かった頃に手放して(それがもう20年前)今は名前もわからない。講談社の「日本語大辞典」。たぶん。
なぜかずっと小学館の辞書だと思っていたのだけど、全1巻の中型辞書は小学館にはないらしい。(学校で使ってたのより大きいから大型辞書だと思ってたけど、あれが中型なのね。大型の日本語辞書は小学館の「日本国語大辞典」全20巻のみなのだそうだ)
(※その後、メッセージをもらい、その方は小学館の「国語大辞典」全1巻を持ってるとおっしゃる。わたしが高校の頃って40年前のこと
調べてみたら、1988年10月に小学館から発売された『国語大辞典』(新装版)というのがあるそうで、これだったかも。こんな花柄の表紙ではなかったような気もするけど・・・手放したのが20年前なので記憶が曖昧)

今はジャパンナレッジで小学館の日本国語大辞典を好きなだけ引けるんだけど、歴史のことを調べる以外なぜか使っていない。
デジタルは便利だけど「よし調べよう」とならないと見ないもんね。
今思えば、なんとなく暇つぶしに辞書をめくって、え?こんな言葉があるんだって新しい発見をして…って贅沢な時間だったなぁ。
紙の質が大事なのも納得。吸い付くような、でもくっつかないあの紙の質。こうやってつくってるんだなぁと思うと、辞書好きは変な萌え方でドラマを見てしまう。尊いわ(笑)
高校時代に自分のお小遣いで中型辞書買ったくらいでは辞書好きとは言えないかもしれないけど、わたしの辞書好きは小学時代にさかのぼる。
正確には百科事典好き。うちの実家には当時よくあったように、子ども向けの百科事典(※オレンジと青緑のストライプのボックスに入ってた)があった。全10巻のその百科事典を、わたしはそれこそ、なめるように隅から隅まで読んだ。
読んでメモを取ったり表にまとめるのが大好きだった。それは今も変わっていなくて、家系図を作るのが好きなのも、このころの名残だ。結構なオタクだったと思う。
子どもの好きそうな動物の巻はあまり読まなくて。好きだったのは、言語や民族などの巻。
※以下は40~50年前の知識なので、今は違っているかも?
世界の言語には仲間があるのに、日本語は仲間と呼べる言語がないというのに驚いた。唯一近いのは琉球語だけど、日本語の方言ともいえるそうで。あとちょっと近いのが韓国語だとか?
たとえば、ヨーロッパの言葉はラテン語がルーツの兄弟みたいな言語。ラテン語から一番近いのがイタリア語で、一番遠いのが英語。だから英語はローマ字のように読まないんだなと理解した。
当時から動物より植物が好きで。植物には高等な順に被子植物と裸子植物、さらにシダ植物などがあるとか、被子植物の中でも一番高等なのは菊の仲間。高価なバラや蘭より菊の方が上なんだーと驚いた。この知識は20年後に植物画をはじめたときに役立った。
あと、伝染病や遺伝、精神疾患などの巻も貪るように読んだ。これみんな小学時代の話。少し前に歴史コラムで部落民のことを書いたけど、それも小学時代にこの百科事典で知った。
今思うと、百科事典との出会いは、わたしの人生のいろんな部分に相当影響を与えている。やっぱジャパンナレッジももっと使いこなそう。
※ 『日本百科大事典』 小学館版(全10巻)らしい・・・?
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