あるところに、魂たちの王国がありました。

 

 

 

魂たちは、

 

 

 

『無限の可能性』であり、

『無限の豊かさ』であり、

『愛』そのものだったので、

 

 

 

何でも望むものは創り出せたし、

不足しているものは何もなかったから、

 

 

 

常に歓びと穏やかさの中にありました。

 

 

 

あるとき、光の魂は、

神さまのところへ行き、こう言いました。

 

 

 

「神さま、ここはつまんない」

 

 

 

「ほう、つまらないかね」

 

 

 

「つまんない。だって望みは何でもすぐに叶っちゃうし、何でもできちゃうんだもん」

 

 

 

「そうかい。それは困ったね。では、どうしたいんだい?」

 

 

 

「もっと楽しみたいんだ」

 

 

 

「なるほど。それだったらゲームをしてみたらどうだい?これなんかはお前にピッタリだと思うが。『人間ゲーム』という遊びだよ」

 

 

 

「『人間ゲーム』?」

 

 

 

「そうだよ。これが人間ゲームの説明書とルールだよ」

 

 

 

「ふむふむ。地球というフィールドが遊び場か。なになに、人間は二足歩行で、男と女がいて、お金が存在していて、重力があって、寿命はこれくらいで…他にもこんなルールがあるのか」

 

 

 

「このゲームの楽しみ方は、テーマを決めてそれを体験することなんだよ」

 

 

 

「テーマ?」

 

 

 

「ここにテーマがある。『栄光』『挑戦』『愛』『赦し』『豊かさ』…、まだまだたくさんある。お前は何を体験したいんだい?」

 

 

 

「そうだな。僕は『自由』を体験してみたい!自由とは何かを知りたいんだ」

 

 

 

「それは、いいテーマを選んだね」

 

 

 

「ここでは僕は自由そのもので、自由しかなくて比較できないから、いまいち自由ってものがなんなのか体感できないんだよ」

 

 

 

「そうだね。自由を体験するためには自由とは反対のことも体験する必要があるね。よし、テーマを決めたら次は『魂の青写真』を描きなさい」

 

 

 

「魂の青写真?」

 

 

 

「選んだテーマを体験するための設計図のことさ。どの時代にどこに生まれるのか、男なのか女なのか、身長体重はじめ身体にどんな特徴があるのか、そしてお前が選んだキャラクターが何歳のときにこんなことがあって、何歳のときに人生の転機を迎え、何歳でこのゲームを終えるのか、という選んだテーマを最大限に体験するための脚本のことだよ」

 

 

 

「え?それは自分で書いていいの?」

 

 

 

「そうだよ。ただし、地球や人間という遊びのルールを逸脱しない限りで。たとえば、重力があるとか人間は食べ物からエネルギーを採るとか、そういうゲームの決まりは遊び場全体の合意としてもう決まっている。それ以外は自分で好きなように書いていいよ」

 

 

 

「わぁ!それはスゴイ!ワクワクして来たよ!!」

 

 

 

「お前の創造性を最大限に使って描いてごらん」

 

 

 

「うん!宇宙一の脚本を描くよ!」

 

 

 

光の魂は、魂の青写真を描きました。

 

 

 

そして、ワクワクしながら神さまに見せて説明しました。

 

 

 

「僕の選んだテーマは『自由』。自由を体験するために、わざと自分自身を制限して、無限の可能性という自分本来の姿を忘れ、力も智慧も豊かさも歓びも愛も、ぜ~んぶ隠すんだ。

 

 

 

そうすることで、自由とは反対のことを人間ゲームの前半でまず体験するんだよ。こっちの世界では僕は自由そのものなのに、それを忘れるんだ。

 

 

だいたい18~20歳のときにそのどん底を体験して、悩み、絶望して、「こんな人生生きていてもしょうがない!」と叫んだりするんだ。これが第1章。

 

 

だいたい27歳くらいのときに大きな転機が訪れて、そこからだんだん本当の僕を思い出していくんだ!ここからが第2章。

 

 

 

そして33歳のときに大きな夢を叶え、◯歳のときに青写真の大部分を思い出し、それからは自由を最大限に体験するんだ。そして、人間ゲームの最期でついには自由とは何だったかを完璧に思い出すんだよ」

 

 

 

「それは素晴らしいね」

 

 

 

「でもちょっと困ったことがあるんだ。僕がテーマを達成するためには、僕以外の人間ゲームの参加者、つまり助演の役者さんや、エキストラのみんなの助けが不可欠なんだけど…」

 

 

 

「それは心配ないよ」

 

 

 

「え?」

 

 

 

後ろを振り返ると、他の魂たちが大勢駆けつけてくれていました。

 

 

 

 

 

 

 

「わたしがあなたのお母さん役を演じるわ」

 

 

 

「俺はお前を導く役だよ」

 

 

 

「わたしはあなたの憧れの存在の役よ」

 

 

 

「俺はお前のライバルさ」

 

 

 

「僕たちはあなたの友人の役だよ」

 

 

 

「俺はお前にひどいことをする役だよ」

 

 

 

 

 

 

「わぁ~。でもなんで僕のために協力してくれるの?」

 

 

 

「だって、あなたもわたしたちを助けてくれたじゃない?」

 

 

 

「え?そうだっけ…」

 

 

 

「そうだとも。覚えていないのかい?あなたもわたしもいつも1つだったじゃないか」

 

 

 

親切な魂は創造の始まりからの約束を説明しました。

 

 

 

「そのかわり、お願いが1つだけある」

 

 

 

「何?何?なんでも言って!」

 

 

 

光の魂は、青写真が完成しつつあることを知り、これから人間ゲームを体験できることにワクワクして言いました。

 

 

 

「わたしたちが、あなたの描いた脚本通りの役を演じるとき、― ある者はあなたを助け、ある者はあなたを嫉妬させ、ある者はあなたにひどいことをするとき ― いつも本当のわたしたちを思い出してほしい」

 

 

 

「な~んだ、そんなことか。もちろんさ、いまと同じようにあなたたちを見るよ。いつも本当のあなたたちを思い出すよ」

 

 

 

「ありがとう。それじゃあ、あっちの世界で待ってるからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「素晴らしい魂たちだね」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

「さあ、これで魂の青写真は完成した。もうすぐ時間が来る。あっちの世界に行く前に、わたしとも約束してほしいことが1つある」

 

 

 

「なんですか、神さま?」

 

 

 

「いつも本当のあなた自身でいてほしい」

 

 

 

「な~んだ、そんな簡単なことですか。もちろん約束します!」

 

 

 

「ありがとう。あっちの世界に行ったら、お前が描いた脚本も、ここでの会話もいったんすべて忘れてしまうからね」

 

 

 

「あ、そっか!そうだった!いったん忘れることでゲームをより楽しめるようになるんだもんね」

 

 

 

「その通りだよ。でも、何も心配することはない。あなたの一部はこちらの世界に残ってるから、完全に忘れることはないんだ。そうだ、これを持って行きなさい」

 

 

 

そう言うと、神さまはキラキラ光る宝石のようなものを手渡しました。

 

 

 

「これは何?」

 

 

 

「それは『心』だよ。あなたが描いた魂の青写真をちゃんと完遂できるように導いてくれる羅針盤だよ。

 

 

 

こちらに残るあなたの一部、「本当のあなた」と繋がっているから、闇にあるとき、苦難の中にいるときはもちろん、いつもその羅針盤が指し示す方向、心の声が教えてくれる方向へ進みなさい」

 

 

 

「心か。これがあれば、もし忘れたとしても何も怖がることはないね。神さまありがとう!」

 

 

 

「もう時間だ。さぁ、楽しんでおいで!」

 

 

 

「うん、これでもかってくらい楽しんで来るよ!じゃあ、行って来ます!」

 

 

 

そう言うと、光の魂はものすごい勢いで地上の世界へと飛び立って行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オギャー、オギャー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつでも見守っているよ。

 

 

『魂の約束』を、

 

 

忘れないでね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もありがとうございました!

さて、今日も人生楽しみますか!

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