こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
今年1月に厚労省が初めて小学6年生を対象にヤングケアラーの調査を行い、その調査結果が4月7日に発表されました。
調査結果によると「世話をしている家族がいる」と答えたのは6.5%。
15人に1人はヤングケアラーということはひとクラスに2人以上いるということになります。
昨日はヤングケアラーとダブルケアの関係について書きました。
今日は支援について考えてみます。
子どもは「当たり前のお手伝い」として家族のお世話をしていることが多いと考えられます。
当たり前なら自分がヤングケアラーで支援の対象であるとは自覚しづらいと思います。
家族のお世話が、子どもにとって日常になっているいるからです。
そんな子どもに「どんな支援が必要ですか?」と急に言われても戸惑うばかりです。
こちらは調査結果を表にしていたものをお借りしました。
小学6年生のヤングケアラーが家族のお世話が日常で当たり前になっていると考えると「特にない」と「分からない」を合わせると6割近くなるのも理解できると思います。
北海道新聞には【声をあげぬ子 察知し支援を】と書かれ「親から感謝され本人も満たされるケースがある。どこまで介入すべきか」と悩む教諭の声が載っていました。
確かにそうだと思いますが、支援が必要だと自覚していない子をヤングケアラーだと察知するのはとても難しいことだと思います。
また「親から感謝され満たされるケース」と思った時点で、察知することができなくなるのではないでしょうか。
「親から感謝され本人が満たされる」なら支援が必要ないはずがありません。
日常で当たり前で、支援が必要だとヤングケアラー本人が思わなくても、支援は必要です。
「満たされている」から良しとしてはいけないと思います。
だからこそ、ヤングケアラーの支援はまず大人が気が付いてあげることが必要です。
そのために子どもが通う学校ばかりに頼るのではなく、周りの大人が注意深く見守ることが大切になってきます。
学校の様子ばかりではなく、普段の様子も見守る必要があるからです。
「小さい子の世話してえらいね」、「おばあちゃんのお世話してえらいね」の目線ではいつまでもヤングケアラーの支援は進みません。
周りの大人がヤングケアラーの知識を持ち、視点を変えること。
まずはそこからだと私は思っています。
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