こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
お盆だったからでしょうか。
ぼんやりと家でくつろいでいた時、何の関連もなく突然、雪道で転んでしまった父のその時の思いがぶわーっと思い浮かびました。
私は父が札幌で倒れたときは横浜にいましたし、父からは何も聞いていないので、あくまでも私の想像なのですが、あまりにも辛く胸を締め付けられました。
母や妹に聞いた父が倒れたときの状況です。
お正月の夜に散歩に出た父は、雪道で転び動けなくなってしまいました。
通る人も少なく、やっと来た人も助けを求めても逃げるように足早に去っていったそうです。
酔っ払いかなにかと思われたのでしょう。
ようやく助けてくれた人が家に「こちらのおじいちゃんが道に倒れている」と知らせに来てくれて、救急車を呼び病院に運ばれました。
転んでしまったとき、父はこんなことを考えていたのではないかという思いが浮かんできました。
主治医から「次転んだらダルマになる」と言われたこと。
自分がダルマになってしまったと自覚したこと。
意識があるのに体が動かないこと。
寒空の中、誰にも助けてもらえずこのまま凍死してしまうかもしれない恐怖。
私は今まで一度も寒い冬の夜に転んでしまって体が動かなくなった父の恐怖や後悔などを考えたことがありませんでした。
ただただ寝たきりになってしまった父を、どうすればいいのかしか考えていませんでした。
少しでも、どんな形でも生きていてほしいという私の一方通行の思いでした。
なぜ今更転んだ時のことが思い浮かんだのかわかりません。
でもおかげで父との距離が縮まった気がします。
父に対する申し訳ない気持ちはありますが、それでも生きていてくれた感謝の気持ちが強くなりました。
この気持ちを大切にしたいです。
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