こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケアの専門家の「介護コンサルタント」野嶋成美です。
今日はダブルケアの最中の私の話を。
母が亡くなって3年ほどたったころ、私は腰をひどく痛めたことがありました。
立って歩くのもやっとの状態で、トイレに行くのもままなりません。
子どもたちはそこそこ大きくなっていたので、家事をまかせられたのは助かりました。
病院へ治療に行くためにタクシーを使いましたが、タクシーに乗ることも一苦労。
腰を曲げてしか歩けず、タクシーに乗るにも時間がかかります。
こんな自分の姿が恥ずかしくて、情けなくて。
その時、私は「こんなお年寄りを見かけることあるな~」と思ったんです。
エスカレーターにうまく乗れない。
バスの乗り降りに時間がかかる。
スムーズに歩くことができない。
歳をとったら誰でも起こりうることなのに、それまでの私は心の中で「早く!」と言ってしまっていました。
腰を痛めて歩くことが困難になって初めてわかりました。
「早く!」と思う気持ちが自分勝手で暴力的だったことを。
そして、いつか私も誰かに「早く!」と思われる立場になることを。
痛い目にあわないとわからないのかと呆れられそうですが、以前の私は老いをなかなか理解できませんでした。
腰を痛め、疑似体験した私は、近い将来の自分であると思って見るようになりました。
もっと早くに気付けたら、母にもう少し優しく出来たかもしれない、そんなことをちらりと思いながら。
今は老いを実感しつつあります。
今度は私から子どもたちに伝える番です。
正直に細かく出来なくなっていることを伝えています。
そうすることで年上の人に対する行動や見方も変わってくると思っています。
本当はあまり老いを認めたくないのですが(笑)
これは仕方ないですね。

