ランチ会や交流会に参加すると
時々、ネットワーク系の副業をしている方に出会います。
身近な人への声かけが一巡して、新しい人脈を広げるために
いろいろな場所へ顔を出しているのだと思います。
「信じる者は救われる」という言葉もあるように
何を仕事にしていたとしても
その商品や活動を信じ、熱量を持って人生を送っていること自体は理解できます。
ただ、そういう方たちを見ていて
以前の私はよく思っていました。
それは・・・
商品を売る前に、まず自分自身が売れていますか?
どれほど素晴らしい商品でも
どれほど魅力的な仕組みでも
それを紹介する人に魅力や信頼がなければ
なかなか売れません。
今は、モノも情報も飽和している時代です。
だからこそ、お客様が見ているのは商品だけではありません。
「誰から買うのか」
「なぜこの人から買いたいと思うのか」
「その人から買うことに、どんな意味や物語があるのか」
そこまで含めて、選ばれているのだと思います。
以前、あるお茶会でお会いした方がいました。
ほぼ毎週、何かしらのイベントに参加し
それ以外の日も複数のお茶会をはしごしている方でした。
いつも次の場所へ向かうために途中で退席する。
とにかく、ずっと動いていました。
ところが、ある日のSNSに、ご自身で開催したお茶会に一人も参加者が来ず、一人でお茶をして帰ったという投稿がありました。
もちろん、行動することは大切です。
でも
動くこと自体が目的になってしまったら、何のために動いているのかが見えなくなります。
たくさんの人に会うことと、信頼関係ができることは違います。
名刺や連絡先が増えることと
「またこの人に会いたい」と思ってもらえることも違います。
人脈とは、出会った人数ではなく
関わった人の中に何を残したかで作られていくものだと思います。
以前の私は、そんな人を見ると、
「もっと自分自身の魅力を磨いた方がいい」
「商品を説明する前に、相手の話を聞いた方がいい」
「数を追うより、目の前の一人を大切にした方がいい」
と、ついお節介を焼いていました。
でも最近、思います。
本人が気づこうとしていないことまで
こちらが全力で教える必要はない。
誰かの人生を変えようとすることより
自分の時間と人生を大切にすることの方が
より大事な年齢になってきたなと感じる最近
そっとその方とは距離をとりました。
商品を売る前に、自分が売れる人になること。
たくさんの場所に行く前に、目の前の人を大切にすること。
誰かを追いかける前に
「この人とまた会いたい」と思われる自分でいること。
本当に必要なのは、人脈を増やすことではなく、信頼が残る生き方なのだと思います。
