人間関係/距離感/傷ついた時/本当の仲間/人気商売/人付き合いに疲れた | ひとみの「悲しい涙より 笑って泣け」

ひとみの「悲しい涙より 笑って泣け」

エンタメ畑で生きてきました。

人が集まって、笑って、楽しい時間を過ごしている時は、
誰でもやさしく見えることがあります。

一緒に盛り上がって、
冗談を言って、
「仲間みたいだな」と思える瞬間もある。

 

私も長く、人前に出る仕事をしてきました。

歌、ラジオ、配信、イベント、SNS。
人に見つけてもらうことで、仕事が広がっていく世界です。
画面の向こうの人も

会場に来てくれる人も、

同じような活動場所で動いているエンタメ人とも
どこかで勝手に「仲間」のように感じてしまっていました。

 

でも、最近思ったのは。

楽しい時間を一緒に過ごせることと、
人生の大事な場面で寄り添ってくれることは、
同じではないのだと。

本当にその人の本質が見えるのは、
場が盛り上がっている時ではなく、
こちらが傷ついている時なのかもしれないな~と。

 

怖い思いをした時。
心が折れそうな時。
困っている時。
自分ひとりでは受け止めきれない出来事が起きた時。

その時に、
「大丈夫?」と受け止めてくれる人もいれば、
面倒くさそうにする人もいる。

茶化して笑う人もいる。
なかったことのように流す人もいる。

「もうその話よくない?」
「取り合わなければいいじゃん」
「気を使うだけ無駄だよ」

そう言われることもあります。

もちろん、言っている側に悪気はないのも理解できます。
でも、人前に出て仕事をしている人間にとって、
それはそんなに簡単な話ではありません。

 

表に出る仕事は、
人に見つけてもらわなければ始まりません。

でも、見つけてもらうということは、
応援してくれる人だけではなく、
距離感を間違える人にも見つかってしまうということです。

それでも、仕事だから表に立つ。
発信する。
ステージに立つ。
配信をする。
商品やサービスを届ける。

だからこそ、
「気にしなければいい」ではなく、
「どうしたら安心して続けられるか」を
一緒に考えてくれる人が必要なのだと思います。

 

私が欲しいのは、
ただ静かに寄り添ってくれる人ではなくて

もちろん、寄り添う気持ちはありがたい。
でも、本当に困っている時には、

ちゃんと受け止めて、
必要な時には行動に移してくれる人。

「大変だったね」で終わらせず、
「次はどう守ろうか」と一緒に考えてくれる人。

表に立つ人の怖さや負担を、
軽く扱わない人。

そういう人が、
本当の意味でのサポートをしてくれる人なのだと思います。

 

昔の私は、
楽しい時間を共有できる人を、
どこかで「仲間」だと思っていました。

でも今は少し分かります。

楽しい時間をくれる人。
その場を一緒に盛り上げてくれる人。

それはそれで、ありがたい存在です。

でも、当たり前のことだけど

私の人生まで背負いたいと思ってる訳ではない。

そう思えた時、
少し寂しかったけれど、
少し楽にもなりました。

 

人との距離の名前を、
私が間違えていたのかもしれません。

誰かを嫌いになるためではなく、
自分を守るために、
人との距離を見直すことは大切です。

傷ついた時に、
その痛みを軽く扱う人を、
無理に近くに置かなくていい。

茶化す人。
面倒くさがる人。
こちらの怖さを分かろうとしない人。

そういう人を、
「悪い人ではないから」と近くに置き続けると、
自分の心が少しずつ削られていきます。

 

人前に出る仕事は、
華やかに見えるけれど、
実はとても繊細な仕事です。

見られること。
期待されること。
誤解されること。
勝手に近づかれること。
勝手に離れられること。

その全部を、
表に立つ人は日々受け止めながら、
それでも笑って前に出ています。

だからこそ、
これからの私は、
ただ楽しい時にそばにいる人ではなく、
苦しい時にちゃんと受け止めて、
必要な時に動いてくれる人と仕事をしていきたい。

そして、そういう人を大切にしたい。

 

人の本質は、
楽しい時ではなく、
相手が傷ついている時の態度に出る。

今は、そう思っています。