致知出版社、藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
では、人間の花はどういう人に咲くのだろうか。
あるいは、人間の花を咲かせるために大事なことは何だろうか。
安岡師の言葉に見るとおり、雑念、妄念(もうねん)を心に茂(
心の雑草を取り去り、よく手入れし、調和させている人、
『易経』にこういう言葉がある。
「性(せい)を尽くして命(めい)に至る」
自分が天から授かったもの、
天命に至る道は、 そのまま人間の花を咲かせる道である。
このことを深く肝に銘じたい。
稲盛和夫氏の言葉は、
八十六年の人生を振り返り、 人生で一番大事なものは何かの質問に、 稲盛氏はこう即答されている。
「一つは、どんな環境にあろうとも 真面目に一所懸命生きること・・・・・・
(私が)ただ一つだけ自分を褒めるとすれば、 どんな逆境であろうと不平不満を言わず、 慢心をせず、いま目の前に与えられた仕事、 それが些細な仕事であっても、 全身全霊を打ち込んで、 真剣に一所懸命努力を続けたことです」
「それともう一つは、やはり利他の心、
いくら知性を駆使し、策を弄しても、
“他(た)に善かれかし” と願う邪心のない美しい思いにこそ、
これまで『致知』にご登場いただいた多くの先達が、
人間の花を咲かすための原点がここにある。
『人間における運とツキの法則 』致知出版社
稲盛和夫氏の「どんな環境にあろうとも 真面目に一所懸命生きること」というのは、
蒔(ま)かれた種は、文句を言わず、
だからこそ、置かれた場所で咲く花は強く美しい。
またもう一つの、「利他の心」を大事にすること。
「うばい合えばたらぬ わけ合えばあまる」 という相田みつを氏の言葉がある。
利己的な人だけがあつまり、利己的な行動の限りをつくすと、
うばい合えば足りぬ、と殺伐(さつばつ)として、
それは、地獄と天国の寓話にもある話だ。
天国にも地獄にもごちそうがふんだんにあるという。
食事の際には、長い箸(はし)を使う。
箸は、あまりに長いので、
天国の住人たちは、その長い箸を使って、ニコニコしながら、
しかし、地獄の住人たちは、われ先に、
地獄の住人は、自分のことしか考えない利己の人。
相手の利益になることや、相手が幸せになることなど、
人間の花を咲かせるため…
どんな環境に置かれても文句を言わずそこで一所懸命生き、
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