先入観を捨てて考える事が大事!


 プロダンサーや指導者でも脚のアンドゥオールの状態が分からなくなる時があります。

 そんなバカな!と思うかも知れませんが多くのダンサーや指導者がアンドゥオールとアンドゥダーンを逆に認識していると云う事も場合によっては起こるのです。



 それはどんな時かと言うと膝関節を曲げている時、膝や脚を内側に折り畳んでいる時等です。



 脚を確りとタンデュ(伸ば)している時ならば正しく認識出来ているアンドゥオールでも少しでも膝関節を曲げると急にアンドゥオールの意識が曖昧になり、脚の筋肉が緩んでアンドゥオール出来ていなくても、骨盤が動いて体幹が崩れて、その結果アンドゥオールが出来ていなくても、それに気が付かないダンサーや指導者は非常に多いのです。





 例えば脚を第2ポジション(セコンド)に伸ばしている時には皆一様に膝裏と踵を前向きにしようと意識して大腿部をアンドゥオールしますよね?

 でも、そこから膝を曲げてアティテュードをすると多くのダンサーは膝裏も踵も前向きではなく下向きにしてしまうのです。


 これは膝裏と踵を前向きにしようとしていた意識、つまりアンドゥオールしようとしていた意識を止めて脚をパラレルに戻した事に他なりません。


 また第2ポジション(アラセコンド)で脚を水平に上げている時に、脚をアンドゥオールして膝裏と踵が完璧に前向きになったと仮定します。

 この状態から膝を曲げる(アティテュードする)と踵は元の位置から水平に前に出て行く筈ですよね? アンドゥオールの角度がもっと緩くても踵は真下には動かず斜め前に出て行きます。


 ですからアティテュードやパッセ等で踵が膝の真下に折り畳まれていると云うのは大腿部がパラレルになっている証拠で踵が膝より後ろにあると云うのはパラレルよりも更に内旋している完全なる内股なのです。 前後のアティテュードでも膝下に踵が来るのはパラレルですから横のアティテュードだって同じなのです。




 ストレッチの際にもアンドゥオールとアンドゥダーンは誤認されています。


 例えば仰向けで片脚をパラレルで胸の位置まで折り畳んでから更に内側に折り紙を折る様に折り畳みます。 膝が内側に折り畳まれている為に、このポジションを9割以上の指導者、ダンサーは、アンドゥダーンだと認識するのですが、これはアンドゥオールなのです。


 そのままの状態で膝関節を伸ばすと膝と足の甲が外向きになるのが見て取れるので、これがアンドゥオールだと、この段階で皆理解するのですが、膝関節が曲がっていると云う一事だけで指導者やプロダンサーでもアンドゥオールとアンドゥダーンを取り違えてしまうのです。



 何故、こんな勘違いが起こるのか、不思議ですよね。


 それは骨盤と脚の位置関係に起因します。 もし膝を内側に折り畳むのが骨盤の下の方だったら、これは完全に内股ですが、これが骨盤の上の方で行われると逆になるのです。 でも勘違いする人は骨盤の下方で内股なのだから上方でも内股であると云う様に深く考えずに結論を出してしまっているのです。



 一度この様に思い込んでしまうと、それを修整出来なくなる人が多いので気を付けて柔軟な思考を持てる様にしたいですね。



 骨盤と脚の関係性とはとても面白い物があって、大腿骨をアンドゥオールさせる意識が無いのにある位置関係ではパラレルでも位置関係を変えるだけでアンドゥオールになったり、その逆になったりします。


 キネシオレッチでは、こういう事を学べるのが楽しく、そこからアンドゥオールへの理解が深まりますので是非学びに来て下さい。






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