アティテュードは膝を曲げようとするのではない!


 皆さんはアティテュードと聞くと『脚を曲げようとする物』『脚を伸ばそうとする物』のどちらが正しいと思いますか?



 実はアティテュードは脚を伸ばそうと意識しています。

 『脚を伸ばそうとしている筈なのに何故膝は曲がったままなの?』と思う人も多いでしょうが、股関節と踵と膝の間で位置関係の決まりがあって、どんなに脚(の筋肉)を引き伸ばしても、これ以上膝関節が伸展しないと云う位置があり、その位置こそがアティテュードのポジションなのです。


 アティテュードの様に筋肉を引き伸ばしているのに関節が曲がっている状態と云うのは腕のアロンジェも同様で上腕を最大限のアンドゥオールのまま前腕を反対方向に回しつつ腕全体を長く引き伸ばして行くと肘の関節は伸展し切っていないのに、それ以上伸びないと云う所に行き着きます。 位置関係の決まりと言いましたが、大腿部、上腕部のアンドゥオールを最大限に保持したままにする為の位置関係の決まりです。



 アティテュードは脚を伸ばそうとしている事で筋肉に張りが出て形が安定し脚が軽く感じる様になるので全身のバランスも保ちやすくなり、アティテュードでのプロムナードやピルエットなどの回転も簡単に出来る様になります。


 逆にアティテュードは膝関節を曲げる物と捉えていると脚の筋肉が緩んで張りが出ず形が定まりません。 無理矢理形を保持しようとして筋肉に力を入れると脚自体が重くなり全体のバランスが崩れます。


 脚が重くなると云う事は脚を上げる事自体が大変になるので立ち続ける事も回転も難しくなり、また疲れるのも早くなります。



 見た目と実際が正反対と云うのはバレエではごく普通で、だからこそ見た目だけで動きを理解した気になっては駄目なのです。



 プロや指導者でも多くの人が見た目に誤魔化されて間違った意識で身体を動かしていますが、それでは美意識なども間違った方向へと向かってしまいます。

 素人目には同じ様な見た目でも中身が違えば本当の美しさが理解出来る様にはなりませんので見た目に誤魔化されずに正しい方法を学べる指導者を探しましょう。





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