学生時代に、良い成績が取れなかったナースは
丸暗記の勉強をする理由がわからなかっただけ
本来なら、先生がきちんと説明すべきなのですが
先生になる人は優等生が多いので、その人自身も、
自分の先生の言うことに何の疑問も持たずに
勉強してきたのです。
だから、疑問をもつことの意味や大切さがわからない。
これは、延々と世代を越えてつながっていきます。
私のような成績下位者が教員になるなんて
普通ならありえません。
助産師として病院で勤務していた6年目の秋
師長から、系列の助産師学校(私の母校)の教員を
院内から1人推薦することになったので、
私を推薦すると言われました。
もちろん、自分の実力を知っていた私は
即座に断りました。
その時、師長は
「あなたは教員に向いているから、教員になりなさい。
どうしても嫌だったら、また病院に戻ってくればいい。」
と言ってくれたのです。
師長の説得に根負けしたのと、
私が教員なんてありえない!と思いながらも
未知の世界への興味から
教員になることを決意し、
助産師学校への人事異動が決定しました。
しかし、実際にはその内定は取り消しになり、
私が実際に教員になるのは、それから5年後のことです。
だけど、この時のこの話がなかったら、
師長が私を教員に推薦しなかったら、
私の職業人生に、
看護教員という選択肢はなかったと思います。
自分が思いもしない方向へ
世界がどんどんひろがっていくきっかけって
どこに転がっているかわかりません。