一部抜粋



関節痛や関節炎を緩和するサプリメントとして市販されているグルコサミンは、米国では年間4,000万人以上が摂取しているとされる。


医師の処方箋なしで購入できることもあり、手軽な健康維持の手段として定着している。


さらに、正常な認知機能をもつ成人の認知症リスクを低下させることも、過去の研究結果で示されていた。

だが、アルツハイマー病が進行している人にとっては、このサプリメントが思わぬ悪影響をもたらすかもしれない。


1年以上にわたってグルコサミンを摂取していたアルツハイマー病などの関連認知症(ADRD)の患者は、そうでない患者と比べて5年以内の死亡リスクが約25%も高いことが、フロリダ大学による最新の研究で明らかになったのだ。

https://www.nature.com/articles/s42255-026-01538-4




また、記憶障害の初期症状である軽度認知障害(MCI)の段階でグルコサミンを摂取していた人がアルツハイマー病へ移行するリスクも、摂取していなかった人と比べて約25%高かったという。




ただし、今回の発見はあくまで患者の記録に基づく観察研究の結果であり、グルコサミンが認知機能の低下を直接引き起こすという因果関係を証明するものではない。



また、悪影響が摂取量や摂取期間、製造元によって変わるかどうか、あるいは他の種類の認知症にも同様の関連が見られるかどうかも、現時点では明らかになっていない。

研究チームは今後、グルコサミンの摂取を中止した患者を数年間にわたって追跡する臨床研究や、過剰なN-グリカンの蓄積を抑える化合物のスクリーニングを進める計画だという。


現在、65歳以上の米国人だけで約740万人がアルツハイマー病を患いながら生活している。



グルコサミンサプリメントの安全性にかかわる今回の研究結果は、現代社会における新たな喫緊の課題を浮き彫りにしたと言える。



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 WIRED 6月22日

https://wired.jp/article/glucosamine-alzheimers-risk-hyperglycosylation/