シンガポール在住、

つづれ織り作家の

シャーマ佐知世です。

 

 

私の仕事であるアートの話題と、

インド系の夫と、

2人の子どもとの暮らしについて

発信しています。

 

 

くわしくはこちらをご覧ください。

https://profile.ameba.jp/ameba/hedgehog-2020/

 

 

 

 

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤

 

 

昨年夏、

長女Aを英国の大学へ送った後、

単身ベルギーへ寄ってきました。

 

 

というのも、  

コロナ禍以降、いつも使っていた

ベルギー製のタペストリー糸が

うまく手に入らなくなり、

 

 

糸工場がどうなってしまったのか、

様子を見がてら、

現地で糸を買えないか、

と思ったからです。

 

 

と言っても普通

ベルギーと聞いて思い浮かぶのは、

タペストリーや羊毛糸より、

ビール、チョコレート、小便小僧でしょうか?

 

 

でもかつてフランドル(現ベルギー)の

タペストリー、綴織といえば、

細かくて繊細、優美な工芸品として

大変有名だったのですよ。

 

 

(トゥルネーよりブリュッセル工房の方が

繊細、優美な作品が多いように思いますが…

でももうブリュッセル工房は存在しないし…

トゥルネーに頑張ってもらいたいです)

 

 

トゥルネー駅から歩いて糸屋さんへ向かう途中にパシャリ。その後駅に戻って空を撮った写真についた場所の名前がトゥルネーからドールニクに、Tournai→ワロン語(フランス語)からDoornik→フラマン語(オランダ語)の表記に変わっていました。ベルギーではどちらも公用語です。

 

 

 

 

 

 

私は20代の頃、

ブリュッセル市内にあった

小さなタペストリー工房

ゲント市にあった織物学校やら

色々な所へ出入りした後、

 

 

ブリュッセル王立美術アカデミーの

タペストリー・壁画課に入学し、

そこで4年間学びました。

 

 

その頃、タペストリー用の

道具はゲントから、

糸はトゥルネーから、

と決めていました。

どちらも質がとてもいいんです!

(現在はオーストラリアからも仕入れています)

 

 

ちなみに、王立アカデミーは、

もうなくなってしまった

ブリュッセル工房から

水平機を何台も引き取ったので、

 

 

私もまた、何世紀にもわたって

名作を織ってきた、その年代物の

水平機を使って制作をしていました。

 

 

 

 

糸屋さんの入口。

 

 

ブリュッセルから列車で1時間半、

フランス国境近くのトゥルネー市に到着。

列車の駅から歩いて工場に向かいます。

見覚えのある道を歩いて10分、ありました!

(なくなっていなくてよかった〜ウインク

 

 

中に入ると、相変わらずのひっそり感。

ずっと担当してくれていたキャシーさんが

退職したとのことで、

私が彼女宛に送っていたメールは

届いていなかったようです汗

 

 

さて、工房の方へ行ってみましょう。

まずは、注文制作を受けている工房から。

 

 

下の3枚の写真、

一番上の写真が注文を受けた下絵で、

その下2枚は下絵にそって

織り進めているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

細かくて綺麗ですねーラブ

これ以外にもフランス人画家からの注文や、

ベルギー人作家からの注文も入っていて、

なんだか以前より賑やかな感じで

安心しました飛び出すハート

 

 

次は修復工房。

普段なら織の裏も表も、

こんな近くは見られないのですが、

それができるのが修復のアトリエです。

 

 

今回は幸運にも、むかしむかーし、

トゥルネーで制作された作品を

修復していました。

 

 

 

 

この写真上矢印では、

大きな作品が天井から吊るされて、

こちら側に女性が座って修復していますが、

 

 

実はこの後ろ側にも女性がいます。

写真では椅子だけが見えますが。

こちら側から刺した針を

後ろから差し戻す手伝いをしていました。

 

 

 

この写真、手前で修復している女性は

とっても若くて、まだ学校を出てばかり。

希望の星星だそうですよ。

 

 

で彼女が修復しているのは、

続く写真でわかりますが、

トンデモ修復を以前にされている作品。

なかなか難しそうですねびっくり

 

 

 

 

 

 

今の持ち主が手に入れたときには、

もう既にこんな状況だったとのことで、

グリーン(青)なのに、修復されたところ、

黄色にされてしまっていますね。

 

 

こんなひどい修復、

やり直せばいいと思うのですけど、

修復でやり直しはできないのですって。

できるのは、傷んだところを直すことのみ。

 

 

直した所が、

何百年後にこんな状態になって

後世の人ががっかりしないようにしたい、

とおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

 

この後、私はまた列車に乗って、

近くの街コルトレイクにある

麻の博物館へも行ってきました。

 

 

麻の話もしたいし、

アテネのことも書きたいし…

本年はもう少し頻繁に

ブログをアップできるよう

がんばります馬

 

 

みなさんにとって

ステキな一年になりますようにハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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