みなさん、こんばんは。
お元気でお過ごしでしょうか。
夏に訪れたフランス・パリを流れるセーヌ川左岸にて。
我が家の次女Aは、
シンガポール生まれの
シンガポール育ち。
プール好きで真っ黒に日焼けした彼女は
時折、現地の方と間違えられます。
そしてそれをなんとなく、
嫌だなあ、と思っているようでした。。。
一方、長女Aはロンドン生まれで、
インドにも住んだ経験があり、
シンガポールしか知らない次女Aは、
それを羨ましく思っていたようです。
なので先般のヨーロッパ家族旅行を
とても楽しみにしていたのも
次女Aでした。
ところが、憧れの国々に来たのに、
実際の旅が進むにつれ、
彼女の顔色はだんだん沈んでいき、
パリに着いたときには
こんなことを言う始末。
「ロンドンもパリも、この先
10年くらいはゼッタイ来たくない
」
あんなに楽しみにしていたのに…
その理由を聞いてみると、
「パリもロンドンも建物はすごいけど、
ホームレスのおじさんが多くて怖い。
それに街は汚くて臭くてパリは特に嫌」
だそうです。
長女Aとは全く違った感想でした。
シンガポールや日本しか知らないと、
衛生観念が違ってしまうのでしょうかね?
さて、次女Aの言うところの、
その匂いに我慢できないパリで、
私の大好きな国立中世美術館、
通称クリュニー美術館に行ってきました。
いつ来ても落ち着くこの空間
私が初めてここを訪れてから、
もう30年以上が過ぎ、その間に
展示の部屋も様子もかわりましたが、
ありました、ありましたよ〜、
私の、そして世界の宝物が![]()
500年以上前に制作された綴織を見て、
未来からやって来たみたいだと
形容する娘たちと一緒に見ることが
できたのも、しあわせなことでした。
この綴織が、
未来からやってきたかは兎も角、
ここには、まさに命を超えるものが
表現されています。
触覚、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の
五感を表した5枚と、
我が唯一の望みにと記された一枚の、
その6枚の織から読み取れることは、
五感を通して生を楽しみ、老い、
そして死へと至る人生と
resurrection、復活、再生へと
繋がっていく物語。
次世代へつながっていく生を
貴婦人の横にいる一角獣を通して
表しているように私には見えます。
音が少し出ますのでお気をつけください。
貴婦人も一角獣も、生を謳歌し、
だんだん歳をとり、
一角獣が先に*逝ったようです。
おそらく「視覚」もしくは「視覚」の後に。
私がそう思うのは、
「我が唯一の望みに」の一角獣が、
また若くなっているからです。
若くなったのは、同じ一角獣が
若返ったのか、子供が生まれたのか。
そしてその一角獣は、
私が勝手に六枚組の一枚目と考える
「触覚」に出てくる一角獣に似ています。
つまり、生を一周したわけです。
*まあ、私たちの常識の時間とは、
また異なった時間が流れている
のかもしれませんけどね![]()
我が唯一の望み…とは、
そこに描かれている宝石や富とは関係なく、
生の連鎖という生への望みや希望を
表現していると考えられないでしょうか。
もう少し付け加えたいので、
ここから、また次回に続きます。
観察力鋭い長女Aのおかげもあり、
新しい発見があった旅になりました。
ちなみに途中でホームシックになった
次女Aは、シンガポールに戻ったとき、
「私はシンガポールが好きなんだあ。
帰ってきてとてもうれしい」と
本当にうれしそうでした。
もうロンドン生まれのお姉ちゃんを
羨ましがることはないでしょう![]()
今日は最後に、この曲をどうぞ。
こちらも、時空を超えて
何か飛んできているように感じますが
皆さんはどうお感じになられるでしょうか。
どうぞ、
素敵な週末をお過ごしくださいね![]()
おやすみなさい。
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