ごっつお玉手箱列車って?

秋田内陸縦貫鉄道は角館駅~鷹巣駅間を結ぶローカル線。
そんな路線に「ごっつお玉手箱列車」という観光列車があるということで乗りに行きました。
 
ごっつお」とは秋田の方言で「ごちそう」のこと。

沿線農家のお母さん方が作ったお料理を、途中駅で積み込みながら提供してくれる列車なんだとか。

 

そのため運行期間は農閑期のみ😅

観光列車なのに「観光のオフシーズンに運行する観光列車」なのです。

 
 
ごっつお玉手箱列車」に使われる車両は、鉄の3兄弟と呼ばれるちょっとだけ観光仕様になっている車両。
(鉄の3兄弟とは、秋田マタギ号、笑EMI、秋田縄文号の3種類です。)
 
車両は運行日によって変わるのですが、今日は「秋田縄文号」がやってきました。
これは北秋田市にある縄文時代の伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡にちなんだもので、縄文ワールドがテーマになっている車両。
 
「そんな遺跡は知らない⁉」という方、なんとこの遺跡は「世界遺産」なのですよ!!
(私も知りませんでしたけど…💦)
2021年にユネスコの世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の17の構成資産の1つになっているのです。
 
 
宣伝が下手なのか、コロナ禍の認定だったので宣伝されていなかったのか、これから注目されることでしょう🙄
 

ごっつお玉手箱列車」に使われるのは「秋田縄文号」ですが、普通列車と併結して運転されるため、阿仁合方には一般車両が連結されています。

 
 
それでは車内に乗り込んでみましょう!
 

展望抜群で快適な車内

秋田縄文号」は展望車両となっているため、窓が大きいのが特徴です。
まるで、JR東日本の「リゾートしらかみ」みたいな感じです。
 
 
車内は、転換クロスシートを向かい合わせにして大型テーブルを設置しています。
テーブルもしっかりしており、レストラン列車としても十分な車両です👍️
 
 
運転席側は展望スペースになっています。
右手に置かれているのは、車内販売用のカートです。
(スーパーマーケットのカートにしか見えませんけど😂)
 
 
縄文時代をテーマにしている車両ということで、天井や壁面には土偶や土器のイラストが描かれていたりします。
 
 
壁の照明は、ゆらゆらとして炎のように見える仕掛けになっています🔥
 
 
それでは、出発進行です!
 
 

農家のお母さんがアテンド

列車には秋田内陸縦貫鉄道のアテンダントさんも乗務しているのですが、主にマイクを握るのは「農家のお母さん」たち😆
 
 
方言交じりの案内が始まり、まずは「お茶っこ」を入れてくれます🍵
 
 
自宅にあった電気ポットとワゴンをそのまま持ち込んだ感じですね😁
 
 

けい子さんのお漬もの

テーブルにはお漬もの干し柿が用意され、まずはお茶でもという雰囲気です。
 
この敷居の低さと温かいおもてなしで、すっかり落ち着いてしまい、まるでおばあちゃん家に来た感覚になっていきます。
 
 
テーブルには「おしながき」が用意されていますが、すべてのメニューにお母さん方のお名前が付いています😂
 
目の前にあるのは「けい子さんのお漬もの」ですね。
 
先程マイクを握っていた方の名札も「けい子」さん。
早速お伺いするとお漬ものを漬けた当人ということで、自然とコミュニケーションが生まれます😉
 
 
この後、焼き栗、混ぜご飯、おかず、甘いものが出てくることを確認したところで、オリジナルラベルのワンカップを購入。
 
お茶っこは早くも地酒に代わり、お漬ものをつまみながら、列車は進んでいきます。
 
 
秋田名物のいぶりがっこをはじめ何種類かの漬物がありますが、どれも漬け方が違うそうで、それぞれの説明をお伺いしました。
 
そして、お世辞抜きでどれも美味しいこと😋
 
 

弘子さんの焼き栗

列車は普通列車のため、各駅に停車しながらゆっくりと進んでいきます。
沿線ののどかな風景もごちそうです。
 
 
冒頭でご紹介したとおり「ごっつお玉手箱列車」は途中駅で「ごちそう」を積み込みながら提供する列車。
メニューを提供する沿線のお母さんたちの都合で、積込駅が変わり、どの駅で積み込むのかた当日の朝までわからないのだそうです。
 
そんなお話をお伺いしているうちに、2つ目の西明寺(さいみょうじ)で「弘子さんの焼き栗」が積み込まれ、早速提供されます🌰
 
 
ホームでは、弘子さん本人が笑顔でお見送り😄

作り手の顔が見えるので、食べる方も親近感がわきますし「農家のお母さんたちが主役」になる演出は温かみがあっていいですね👍️

 
大ぶりの焼き栗には、切り込みが入っている上に、スプーンも添えられていて、手を汚さずに食べることができます。
 
 
いろいろ考えられているなぁと関心している、列車は次の八津(やつ)に到着。

待合室にカタクリの花が描かれていますが、徒歩10分程の場所にカタクリの群生地があるとのこと。
 
 
残念ながら、この駅では積み込みはありませんでした😂
 
次はどこの駅で、どんな出会いと「ごちそう」が待っているのか。
ワクワクしながら旅は後編 に続きます👋


 ↓角館駅横のJR東日本系列のホテルです。