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ガンという病気についてⅠ
「体質」というのは食事からできる体のクオリティです。よって、努力すれば体質の改善は可能ですが、「気質」を変えることは至難の業です。癌の治癒が困難である理由は、どちらかというとこの「気質」によって発症するパターンが圧倒的に多いからでしょう。
ドイツの癌専門医であるRyke-Greered Hamer氏はあるとき、全ての癌患者に共通したある点に気づきました。それは、みな癌を発症する前に大きな精神的葛藤やトラウマなどを抱えており、未だに解決していないということでした。そしてさらに、脳ではさまざまな種類の感情をコントロールする指令センターがあり、それぞれ特定の臓器と密接につながっていることを発見したのです。大きな精神的ストレスは、脳の感情センターを少しづつ破壊し、やがてその指令センターはつながっている臓器に誤った命令を出す、その結果癌になるというメカニズムです。癌が正常な細胞が変異して増殖分化する遺伝子だということを踏まえると納得できる研究結果ではないかと思います。
では癌気質とはどのような人なのでしょうか?
代表的なレメディCarcinosin(乳がん細胞からできたレメディ)のメンタル部分から一番典型と思われるものを3つに絞って挙げてみました。
過度に「抑制」された環境
これは個を主張しようとして変異を遂げる癌細胞そのものの性質でもあります。両親から極度の期待を背負って育った人。無理にでも環境や状況に順応しようとする、またはできてしまうタイプの人。怒りや悲しみなどの感情、自分を抑えてしまう人。
完璧主義、極度の責任感
これはいわゆるアーティストが追求する「完璧」とは種類が違います。例えば、自分が失敗することで周囲から非難を受けたりがっかりされることに耐えられないため、完璧に「こなさなければならない」と思う人のことです。Obsessive-Compulsive Disorder (OCD/強迫性障害)は典型的な例です。
極度の心労、心配性
病気の家族や恋人などを長い間看病しており心労の絶えない人。またその死を見て、自分が癌になるのではないかという大きな不安が常にある人。他人に認めてもらえていない、批判されることへの極度の不安がある人など。
もちろんこの全てに当てはまるからといって一概に癌気質だとは決して言えませんし、全く思い当たらない人でも癌になる可能性はあると思います。なのでこれはあくまでひとつの目安として頭の片隅において置くのがいいでしょう。
最後に、癌によく処方されるレメディを紹介します。ただこれらは一般的、もしくは頻度として最もよく使われるレメディというだけで、決して万人に効果のあるものではありません。ホメオパシーの理念は「Observation(観察)」ですから、患者さんの症状や癌の部位、栄養状態などに合わせると処方はいくらでも様変わりします。この他にもたくさんありますが、全てを紹介しているとえらいことになってしまうので、4つだけ厳選しています。
Carcinosin (通称Carc)
カーシノシンは単独で使われることはあまりなく、他のレメディと服用することで大きな成果が得られます。免疫系や多種アレルギー、慢性疲労や不眠など癌に発展する予兆のような症状に使われることが多いです。私は免疫を刺激するデトックスレメディとして使用することがだんとつ多いので、意外にもこれまでに一番たくさん処方してきたレメディかもしれません。
Arsenicum album(通称Ars)
アーセニカムは主に、癌と診断されその恐怖心があまりにも大きい人によく処方されます。特に夜になると自分が死ぬのではないかという強い恐怖心に駆られ、不眠に陥ったり、心臓がどきどきして呼吸するのが苦しくなる、といった症状がある場合は間違いなくArsenicumです。また末期の「痛み」を和らげるので、死期の迫った患者にもよく処方されるレメディです。
Cadmium sulphuratum (通称Cadm-s)
カドミウムは、放射線や化学療法によって汚染された臓器や血液、その副作用によって衰弱しきった患者に真っ先に処方されるレメディです。亜鉛元素のひとつでもあり、作用の仕方も亜鉛と非常に類似しています。
Hydrastis Canadensis(通称Hydr)
ハイドラスティスはGoldensealというハーブが原材料なのですが、ホメオパシーレメディとしてはもちろんハーブとして処方することも多いです。主に肝臓、胃、大腸などの消化器系統を解毒しますが、癌に発展する手前の潰瘍症状にも使われたりします。
結局、癌というのは外部からやってくる悪性ウィルスでもなければ異常遺伝子でもなく、無理をして生きてきた人に限界を知らせる自分の細胞のひとつなんですよね。事実から目を背けるのではなく、癌について正しい知識を持ち、治そうという気持ちを強く持つことが一番大切なのです。柔軟な考えを持ち、何が良くて何が悪いのか常に自分の体に耳を傾けてあげることが治癒への鍵と言えます。