私が看護師として働いていた時、本当に解剖図が上手い医師がいらっしゃった。彼の元で、働けた事は、ありがたい。ご家族や本人様に病状と治療計画を説明しながら、絵描く人体の内臓の、血管の、骨1本の、凄まじく、早くて上手な事。感動してムンテラ用紙を額に入れて飾ってくれた方もいた。
彼の天才的な図は、努力と努力の結果なのだ。限られたオペに望ましい態度でいるために、描いて描いて描いて、頭の中で3Dが常に出来上がった。しかし、字は読みにくいのだ。試しにドラえもんを描いてもらっても、酷かった。ムンテラ中にスラスラと書くその解剖図は、まるで教科書そのものよりも色づくように鮮やかだった。そしてオペが早くて綺麗なので治りも早く若いのに評判が良かった。 聞いた事がある。何回くらい描いたらそんなに上手に書けますか?
とにかく50回は描いた。
忙しく、休みも少ない30前半の若い医師は、寝る間も惜しんで人体の隅々まで50回以上書き込んでいたのだ。
彼は一言も、描いて練習しなさいなんて、看護師に言った事はなかった。でも、私も50回は書こう。そう決めて毎日毎日書き込んでいた。描いている時間の最中に、人体の素晴らしさに涙が出て止まらなかった事がある。小指一本も全てが愛おしい。
とにかく尊厳を教わった。人様のお身体を触らせていただけるなら、なおのこと、尊厳でしかあり得ない。 この人体の美しさに惚れ惚れすると、戦争も、暴力も、女性を傷つける事も、自分を傷つける事も、そんなニュースが日々飛び交う事も悲しくてたまらない。悔しくてたまらない。
あなたの身体、それこそがそのままが奇跡です。愛してください。一緒に愛しましょう。貴方を愛して信じて生きる2026年後半戦、一緒に始めましょう
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