刹那。
瞬間。一瞬。ちょっとの間。
どれだけ 刹那を感じながら生きているだろう。
日々、無意識にしていることに焦点を当てて、
その瞬間を感じてみる。
たとえば、
お茶碗を洗いながら、他のことを考えるのでは
なく、お茶碗を洗っていることだけに集中する。
すると、
お茶碗を手で持っている感覚
スポンジを握っている感覚
水がびしゃびしゃ手にあたる音やその感覚
指や掌を使ってお茶碗をこする感覚
などなど、
五感が冴えわたる。
そうすると、
自然に感謝の気持ちがわいてくる。
水があって、お茶碗を洗えていることに感謝
手指を動かせていることに感謝
お茶碗を使えていることに感謝
お茶碗を作ってくれた人に感謝
などなど、
普段、何気に出来ていることや、自分のそばに
いてくれている存在たちに対する感謝の念が
次々とわいてくる。
当たり前すぎて 気づかなかったことに感謝する気持ち。
そうすると、
お茶碗を丁寧に扱おう…という気持ちがわいてくる。
きれいに 丁寧に洗ってあげよう
そ~っと 丁寧に置いてあげよう
きゅっきゅっと 丁寧に拭いてあげよう
そうやって、
心を込めて、丁寧にお茶碗を扱っていると、
自然に “ありがとう” という言葉が口をついて出る。
“あなたたちがいるから、私たちはこうやって
生きていられるんだよ。ありがとう。”
地球の恵み、文明の発展があってこその暮らし。
縁があって、私や私の家族のもとにやってきて
くれた存在たち。
その存在たちのおかげで、生活できている私たち。
時に私たちを笑顔にしてくれる、大切な存在たち。
そう思うと、
そこにいてくれるだけで、感謝の気持ちが溢れてくる。
何度も何度も、
“ありがとう”…と、言葉にして、口に出して伝える。
刹那を感じる。
それは、
今、自分にあること・あるものに気づき、今ある
存在たちの愛を感じる…ということ。
そして、
生きる。
その愛を感じ、愛に感謝し、愛に丁寧に応え、
愛を惜しみなく 循環させながら生きていく。
人は、一人で生きているんじゃないんだね。
命をいただき、生かされていることへの感謝が
わいてくる。
